どうも。
ウエハラです。
最近の僕は、相変わらず“週1ランナー”である。
週1回しか走っていない。
「大人は忙しいからね」
「社会人はいろいろあるからね」
と、人は言う。
でも、
“オトナ”って何なんだい・・・?
“シャカイジン”って何なんだい・・・?
“オトナ”とか、“シャカイジン”とか、ありとあらゆる枠組みを持ち出して、
自分で自分をその檻に閉じ込めちゃうのね。
本当は“オトナ”も“シャカイジン”も大したもんじゃないでしょ?
みんな一人のちっぽけな人間。
走りだしたら、息が上がる。
走ったら腹が減る。
走ったら疲れる。
疲れたら眠くなる。
みんな、そんな当たり前の生理機能を持つ普通の人間なんだ。
とか、ポエティックに書き出してみたけど、特に深い意味はない。
走りたいときは走ろうってだけ。
はい。
(400m + 200m + 100m)×3set

さて、本日も
『Team阿蘇』水曜練習会
お題は
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(400m + 200m + 100m)×3set インターバル
R = 200m、100m
set間 = 200m
久しぶりのショート距離走でスピード刺激を身体に与える。
週1の頻度でしか走ってないので、まともに走れないのは明白だが、
どれくらい走れないかを確認する意味でもやってみる。
CONDITION
曇・小雨 / 13℃
春の陽気で暖かくなった日中。
夜になっても暖かく、久しぶりに10℃を超える環境で走る。
●1set目
400m ・・・ 69秒
200m ・・・ 33秒
100m ・・・ 15秒
1set目は、貯まりバネで走れてしまう。
しかし、400mを走り終えた時点で心臓バクバク。
かなり心肺機能が衰えている。
200m、100mで身体を素早く動かそうと試みるも、キレがない。
●2set目
400m ・・・ 73秒
200m ・・・ 33秒
100m ・・・ 16秒
2set目で、すでに乳酸が貯まって身体が動かなくなる。
400mは安全運転で走ったものの、それでもラスト100mは筋肉が固まり思い通りに身体を動かすことができなくなった。
200m、100mは惰性で走る感じで、ピッチが上がらない。
脚を素早く切り返さないといけないのだが、その動作をするために筋肉が上手く働いてくれない。
また、それぞれ疾走区間を走り終えた後に頭がボーッとした。
脳も酸素不足に陥っているようだ。
走力に限らず、あらゆる身体機能が絶賛低下中。
●3set目
400m ・・・ 75秒
200m ・・・ 35秒
100m ・・・ 17秒
3set目は2set目の現象がさらにひどくなって身体に現れた。
400mは自分がイメージするリズムと実際のリズムがかけ離れていて、文字通り浮ついた感じ。
200m、100mもキレがないまま、400mと同じようなリズム感(つまり、ゆったり)で走り切った。
むむ。
なかなか強烈に走れてないな。。。
やはり、週1の練習では、練習で得られる体力向上幅よりも体力の落ち幅の方が大きい。
早いところ、トレーニング計画を組み立てないと・・・
このIT時代に人間がゼーハーする意味
そして、今回は久しぶりのスピード練習ということで
心臓バクバクの呼吸ゼーハー状態に陥ったというわけだが、
なぜ人間は、この現代においてもなお、わざわざ自らゼーハーするのだろう?
人間はとっくの昔に自動車や電車を発明して、
人間が歩いたり走ったりしなくてもいいような環境を作った。
今はIT時代なんていう風にも言われて、
パソコン1台、スマホ1台あればほとんどの仕事ができる。
わざわざ走る理由がない。
にもかかわらず、世界中で決して少なくない数の人間が、自ら進んで走り続けて、勝手にゼーハー言っているのだ。
これは冷静に考えて、かなり馬鹿げている行為だ。
彼らは一体、何がしたいのか?
いや、僕もか。
僕は一体、何がしたいのか?
酸素こそ正義
実はこの水曜日、ちょっとその答えを見た気がした。
400mを走って頭がボーッとするほど酸素不足に陥った僕は、
何も考えることが出来なかった。
これだ。
これこれ。
「何も考えなくていい」
というシチュエーションがこの忙しない現代において大事なのだ。
もう何も考えることができない。
むしろ、生命の危機を感じるレベル。
当然だが、そんな状況下で、人間の頭は正常に働かない。
仕事での悩みとか、人間関係の小さな悩みとかどうでもいい。
どうでもいいというか、そんな悩みの存在自体、その人の頭に入り込む余地はない。
だって生命の危機だから。
「やべぇ、とりあえず酸素くれ!酸素!」
という状態なわけで、その人はもう酸素以外に意識はいかない。
「いや、企画書とかその前に、とりあえず酸素くれ!酸素!」
「損益分岐点とか知らんよ!俺は今、乳酸性作業閾値(LT値)超えてるんだよ!むしろVO2max達してるよ!」
酸素こそ正義。
酸素こそが僕らの命を救う。
あれ、何が言いたいのかちょっと分からなくなったけど、あれだ。
僕らランナーの行為は馬鹿げてる。
間違いない。