◆迫りくる承認欲求おばけ
阿蘇の今朝の気温は -6℃。
凍てつく寒さだ。

阿蘇の朝晩はよく冷える。
仕事を終えて外は氷点下。
走りに向かうのも億劫だが、感情を殺して走りに出かける準備をする。
誰か褒めて。
ちなみに今働いている旅館では、年末年始はのんびりする機会などという認識は全くない。
逆に年末年始こそハイシーズンであり、繁忙期。
初日の出が昇る前から出勤だ。
誰か褒めて。
そんな仕事が忙しい中でもちゃんと走っている。
大晦日も走った。
誰か褒めて。
2019年になってから元日も走ったし、翌日の1月2日もちゃんと走ったよ。
誰か褒めて。
ブログもちゃんと書き続けているよ。
誰か褒めて。
さぁ、褒めてくれ。
褒めちぎってくれ。
この世のものとは思えぬほどの称賛を我に注ぎたまえ。
ああ、飽くなき承認欲求。
承認欲求おばけ。
まぁ自分の好きでやってることだから褒められなくてもいいんだけど。
でも、心のどこかでは褒められたいんだろうなぁ。。。
ということで、僕は自分で自分を褒める。
これ、結構大事。
◆阿蘇郡市民マラソン直前ポイント練習
さて、今週日曜日には『阿蘇郡市民マラソン』が開催される。
僕が参加するのは、10kmの部。
2月の郡市対抗熊日駅伝の阿蘇郡市メンバーを選考するレースでもある。
しかし、現状としては練習不足感は否めない。
「誰か褒めて」なんてセリフはとても言えたものじゃない。
まぁ、それでもやれることはやってみよう。
ということで、阿蘇郡市民マラソン直前ポイント練習(おひとり様練習)。
お題は
“付け焼刃”の1000m×10本
設定は緩めに3:30~3:20。
このタイムを設定する根拠は単純。
今週末の阿蘇郡市民マラソン10kmでは、最低でも35分を切っておきたいからだ。
10kmを35分フラットで走るには3:30/kmペースで走り続ける必要がある。
ということで、3:30/kmより少し速いくらいの刺激を身体に与えてペース感覚を思い出すのが狙い。
したがって、今回は最大出力を高めるのではなく、ある程度出力を落として(余裕を持って)長時間一定の刺激を与えることがノルマとなる。

とかいう理屈はこれくらいにしておいて、早速走ろう。
*1本目…3:30
うん、タイムは設定通り。
アップを兼ねて、身体の状態を確認しながら走ってみたが、予想より余裕がない。
特に心肺機能。
*2~4本目…3:26 – 3:25 – 3:24
うん、タイム的にはこれまた設定通り。
3:25くらいで安定してきた。
だがやはりもっと余裕が欲しい。
ゼーハー言いながら動きが硬い。
*5~7本目…3:26 – 3:24 – 3:28
後半戦に入る。
いろいろとしんどくなってきた。
そして、僕の精神世界での戦いが始まる。
「5本で辞めてしまおうか。。。」
「7本で辞めてしまおうか。。。」
「8本で辞めてしまおうか。。。」
しかも、おひとり様練習である。
途中で辞めてしまえ、というダークサイド的な誘惑が何度も押し寄せる。
“I’ll never join the dark side.”
「僕は決してダークサイドには堕ちない。」
ライトセーバーをポイと投げ捨てるルーク・スカイウォーカーの姿が脳裏に浮かんだ。
あ、いや。
やっぱり浮かんでない。
正直、結構ダークサイドに堕ちかけた。
つまり、妥協しかけた。
だが、そこから粘った。
ペースは少しずつ落ちてきたが、ちょっとリズムが掴めて動きがリラックスしてきた。
心肺も少し落ち着いてきたかな。
なるべく雑念を打ち消しながら淡々と走ることを心掛けていたら、いつの間にかあと3本。
*8~10本目… 3:24 – 3:29 – 3:25
毎度のようにラスト2本目つまり9本目でタレてしまったが、なんとか10本クリア。
タイムも大きく落としてはおらず、とりあえずは設定タイムの範囲内だったので及第点。
ただ、繰り返しになるがもっと余裕が欲しい。
動きも心肺機能も。
それから、やはりペースを持続させて走る精神的なタフさと身体的なタフさがなくなっている感じ。
1500mくらいの距離ではごまかせても、10kmやそれ以上の距離ではごまかせないだろう。
課題は十分見つかった。
改善あるのみ。

でも、精神的葛藤を乗り越えてしっかり1000mを10本走り切れたのは良かった。
誰か褒めて。