◆自堕落な生活
ここ2週間ほど、ランナーとして自堕落な生活が続いている。
前回の記事でも書いたように、1週間以上走っていない日が続いた。
そんな練習不足の状態で臨んだ『奥八女黒木ハーフマラソン』。
開き直ってリハビリランとして気楽に走ったわけだが、これはこれで楽しい。
後方からスタートし、スタートしてからも周りと競わない。
抜かれても気にしない。
いわゆる“競技的なレース”はしなかった。
巷では、これを“ファンラン”という。
一般的には、記録(タイム)や順位を気にしないランニングのスタイルのことを指す。
それに対して、“シリアスラン”という言葉は記録(タイム)や順位を重視するランニングのスタイルを指す。
世間一般のイメージではこれらの類のランナーはストイックなアスリート気質でファンランナーとは対照的な人種として捉えられている。
最近の自堕落な生活を送る中で、
「僕はどういうスタイルでランニングを楽しみたいのか」
なんていうこれまた面倒くさいテーマを悶々と考える時間があった。
そして、やはり僕もマラソンのベストタイムを更新したいなどといった「自分の競技力をレベルアップさせたい」という“シリアスラン”の気持ちは依然としてあるわけだ。
だが、それでも敢えて僕は自分のことを“ファンランナー”だと名乗りたい。
◆“シリアスラン”と“ファンラン”は対立関係ではない
そもそも“シリアスラン”と“ファンラン”は対立関係にあるのだろうか。
否。
これらは両立する、と僕は思っている。
似たような記事を以前も書いていたので、貼っておく。
両立する、というよりは、“ファンラン”の中に“シリアス(競技的)ラン”が含まれているといった方がイメージしやすいだろうか。
タイムの向上を目指す“シリアス(競技的)ラン”に取り組む中でも、その根底にはやはり「走ることが好き」という“ファンラン”の気持ちが基盤として存在するのは何ら不思議なことではない。
世界には大勢のランナーがいて、走力のレベルや目指すところ、ランニングのスタイルに違いはあれど、「走ることが好き」という気持ちは共通項となり得るのである。
(稀に、根っからのアスリートの方で「走るのは大嫌い」と公言しながら、高い競技レベルで走り続けている選手もいる。例えば、新谷仁美選手など。)
というわけで、僕はやはり“ファンランナー”を名乗ろう。
昔、走ることが嫌いになった時期もあったし、今でも時々走ることが嫌になることはあるが、それもこれも全部ひっくるめて僕は走ることが好きな“ファンランナー”なのである。
◆400m×10 interval

さて、本日も『Team阿蘇』水曜練習会。
相変わらず走るモチベーションは低いが、開き直って気楽に走ろう。
走るモチベーションが上がらない自分を責めるばかりではなく、認めてあげることも大事。
うん。
我ながら、ゆとり世代らしい考え方である。
それに、そういうことであれば今日の練習はGoPro撮影に徹するというやり方もある。
ただ自分が走るだけでなく、自らメディアとして発信する役割を担うのだ。
そうだ、“メディア系ランナー”になるのもアリだろうか。
僕は前々から、何かしら影響力のあるランナーになりたいという思いを持っている。
そういう思いを持っていても、自らの競技力では周りに影響を与えることはできないと嘆くことがあるかもしれない。
しかし、競技力の高いランナーだけしか影響力のあるランナーにはなれない、なんていう決まりはない。
誰でも発信できるようになった今の時代、もはや“やったもん勝ち”の世界である。
これからも個人メディアの力はどんどん大きくなっていくはず。
<GoPro動画>
※編集終えたら、追加しまーす
というわけで、今回はGoPro撮影しながら400mインターバル。
腕が疲れた。
動きは割と400mという短めの距離なら大丈夫のようだ。
長い事走ってなかったおかげで、溜まりに溜まったバネで走り切れる。
ただし、心肺機能はアウト。
練習不足時特有の、あの肺からヒューと空気が抜けるような音がする。
出力は低めの安全運転走行だったので、それなりに余裕はあったが、体力レベルが低下しているのはあまりに明白である。
危機感とまでは言えないものの、多少やる気レベルが閾値に近づいた。
ちなみに、実際の疾走区間距離は400m足らず、おそらく380mくらいだろう。
それゆえに、タイムはあてにならない。
GoPro撮影に注力していたため、タイムは計らず、あまり意識もせず。
動きと心肺機能に、スピード刺激が入ればOKだ。

先日、おかやまマラソンで念願のサブスリーを達成したタニムラさん(右)。
おめでとうございます!
『Team阿蘇』での練習の成果と言ってくださり、この上ない喜び。
同じくサブスリーを狙う『Team阿蘇』のメンバーお三方もタニムラさんを追随していくことだろう。
岡山土産のきび団子を食べてサブスリー祈願!である。