◆1週間以上ノーラン
諸事情あり、1週間以上ノーラン、全く走らない日が続いた。
こりゃ大変だ。
別にネガティブの極みというほどの出来事があったわけではないのだが、心身ともに余裕がなかった。
まあ、人間いろいろあるのだ。
「このまま自分はランナーじゃなくなってしまうんじゃないか?」
というくらい走る気が起こらなかったのだが、今日はレースの予定あり。

『奥八女黒木ハーフマラソン』
である。
半強制的に走る機会に恵まれ、かろうじてランナーらしい時間を過ごすことに。
当日の朝は、気温0℃。
全国の天気を見ると、またしても北海道の一部地域より寒い。
地面が凍っているところもあり少し滑りかけた。
11月にしてこの気温であるから、阿蘇の冬は末恐ろしい。
◆奥八女黒木ハーフマラソン


福岡県八女市黒木町まで車を走らせる。
山間の道を紅葉が彩る。
思わず車を停めて少し散歩したくなる気分だ。
というか、実際にした。
早朝の山の空気が澄んでいて気持ちよい。


受付会場にて、『Team阿蘇』メンバーと合流。
受付をスムーズに済ませ、リラックス。
参加者1200人程度。
僕個人としては、1週間以上走っていないのでまともなパフォーマンスはもちろん期待できない。
今日はタイムも順位も気にしないリハビリランである。
あと、せっかくなのでGoProの撮影練習も。

スタートラインにスタート時刻10分前に集合。
参加者1200人程度のローカル大会なので、都市型マラソンのようにごった返すこともなく、スタート時刻ギリギリに並んでも比較的何とかなる。
大会自体も今年で31回目を迎えるので、割と運営も慣れたものである。
地元の理解もあるのだろうか、長い時間道路を封鎖してのレース開催であった。
<GoPro動画>
◆前半Jog、後半スピードアップ
前半は、チームメイトのウエノ夫妻と一緒に走った。
僕は完全にリハビリという位置づけなので無理せず5分前後/kmのペースで走るイメージ。
でも、今回はタイムやペースは頭の片隅に置いておく程度で、あくまで気ままなJog感覚。
喉かな山間のコースをのんびりとリラックスして走った。
コース的には前半ほぼずっと上り。
9km地点で1回折り返してからは下り基調だが、12~17kmにかけてもう一つまあまあな傾斜の坂を上って下りる区間がある。
全体的には約200m上って、約200m下るコースらしい。
タイムを狙うのは厳しいコースだが、無理ないペースで走れば脚作りには最適なコースだ。
1回目の折り返し地点(9km地点)通過後、ちょっと身体と心がウズウズし始めたので後半は感覚でスピードアップしてみることにした。
それまで並走していたウエノ夫妻に一旦別れを告げて自分のペースで走る。
厳密なペースは決めずに、身体の反応を見ながら頑張りすぎない程度にペースを上げていった。
後半は他のランナーに抜かれることは一度もなく、ただ追い抜いていくのみだったので展開的には気持ちよかった。
18kmくらいからちょっとキツくなってきたものの、まだ心地よい程度のキツさ。
心地よいキツさって、なんだそりゃ。
怪しく聞こえる。
まあ、軽く耐えられるキツさ、ということ。
最後は、同じくチームメイトのウチノさんの背中が見えたので追いかける。
が、15秒程届かず。
ウチノさんは見事、女性2位。

おめでとうございます!
入賞の副賞として味噌10kgくらいもらっていた。
景品が豪華な大会である。

さて、僕の結果はというと
1時間38分16秒。
後半の12kmは多分平均4:00/kmくらいか4分を少し切るくらいで走っていたと思うが正確なところは分からない。
とりあえず、なんとなく自分の身体の状態が把握できたので良しとする。
当たり前だが、筋力低下と心肺機能低下が著しい。
だが、肌感覚ではあるが、ポイントさえ押さえて練習すれば1ヶ月である程度のところまでは戻せる気がする。
青島太平洋マラソンは約1ヶ月後だが、そこまでにベストの状態とはいかないまでも、そこそこの状態(2時間41分くらい?)に戻しておきたい。

レース後に『Team阿蘇』メンバーで一枚。
男子優勝を果たしたモリモトさんも阿蘇出身。
記録は1時間13分42秒。
練習がてら、サクッと優勝をさらっていくあたり流石である。
トレラン界でも日本トップレベルである。

さて、レース後の福引きでは1等がなんと10万円分の旅行券である。
なんと気前の良い。。。
だが、我々は全員7等で、まあそうだよね、という結果に。
7等景品のあまおうジャムをいただき、参加賞の八女茶、柚子胡椒と一緒に持ち帰った。
大会景品にしろ、大会運営にしろ、参加費3000円にしてはかなりコスパが良く楽しめる大会だった。
参加者1200人という規模も丁度良いコンパクトさ。
気楽に楽しめるハーフマラソンだった。
今日でやる気スイッチが“半押し”くらいにはなったかな。笑