◆第73回 熊本県民体育祭

今日9/16(日)は『第73回 熊本県民体育祭』。
今年は、ホームグラウンドである阿蘇あぴかでの開催だ。
29歳以下 男子5000m
を走ってきた。
競技開始時間は15:25。
割と時間があったので知り合いのランナー達のレース観戦&応援をして過ごす。
陸上競技は、ロードレースやトレランと違って、一つの競技場内で行われるので観戦がしやすいのが魅力だ。
◆29歳以下 男子5000m
5000mに予選はなし。
参加者は2組に分かれタイムレースで順位を決する。

ということで、
15:25、5000m 1組目スタート。
気温27℃くらい。
なぜかこの日一番暑い時間帯に5000mという長距離種目が行われた。
設定タイムは16’00″前後(3’12″/km)。

走り始めて100m。
集団の2番手に位置付けたが、明らかに集団のペースが遅い。
暑さを気にして牽制し合っているのだろうか。
このまま集団にいると自分のリズムで走れなくなるなーと判断し、集団から抜け出した。
ここから単独で先頭を走ることになる。
参加者名簿を見る限りでは僕より強いランナーが多数名を連ねていたので自分が先頭を走ることは考えていなかったが、この状況ではベターな判断だったと思う。
1周目72″。
3’00″/kmペースだが、動きは軽くラク。
ただ、3’00″/kmで押していける実力はまだ今の僕にはないので無理なくペースを緩めていく。
1000m通過は3’04”。
まだまだ動きも呼吸もラク。
ただ、設定タイムは16’00″前後(3’12″/km)だったので予定より速い。
もう少しゆとりを持っていこう。
僕は1992年生まれのゆとり世代ど真ん中である。
1000m~2000mは、3’16”。
少しペースを落とし過ぎた感があるが、まあここが最低ラインかな。
まだ15′台は狙える。
それに、動きも呼吸も全然キツくなく、リズム良く走れているのであまり心配なさそう。
2000m~3000mは、3’13”。
まだ僕が先頭を走っている。
そろそろ後ろのランナー達が追い付いてくるかなーと思ったが、なかなか後ろが上がってこない。
後ろを確認しようかとも思ったが、それよりは自分の走りに集中した方が良い。
とにかく自分のリズムで淡々と走り、ペースを刻んだ。
後ろの集団を待つことをやめたので、少しペースが上がってこの1000mは3’13”。
余裕はあり、声援もよく聞こえる。
ホームグラウンドの阿蘇あぴかだけあって、名前で応援してくれる人が多い。
とても力になるし、何より楽しい。

3000m~4000mは、3’15”。
3000m過ぎ、5000mのレースにおいて最もキツいと言われる区間である。
ここをどれだけ粘って走れるかがポイント。
案の定、動きが鈍ってきて、走りが間延びしている感じ。
上半身が後傾してきて、リズムがゆったりしてきた。
キツくなってきたときに表れる僕の弱点だ。
ただ、呼吸、心肺はそれほどキツくなかったので、意識次第ではペースをコントロールできる。
ちょっと遅いな、と思っては少しペースアップ。
その繰り返しで、何とか3’15”で回す。
まだこのペースなら許容範囲。
そして、4000m通過。
まだ僕が先頭。
しかし、競技場内のアナウンスでは後続のランナーが追い上げてきているという情報が聞こえる。
今年8月の富士登山駅伝で一緒だった水俣のオガタさんだ。
ここまで来たら、ラスト1000mもしっかり集中して走り、なんとか逃げ切りたい。
とはいえ、ガツンとペースアップするほどの余力はなく、同じリズムで無難に刻んでいくしかできなかった。
ここでしっかりペースアップできるくらいの底力を付けたい。
ラスト200mで動きを切り替えてペースアップ。
しかし、力み過ぎていて、思ったほど動きにキレがない。
ラスト1000mは3’15”。
トータル16’05”で1組目1着だった。
最初から最後まで逃げ切るというレース展開は自分の中で初めてだったのでまた一つ戦い方の引き出しが増えたかな。

写真を撮ってくれたのは審判をしていたサトウさん。
良い写真をありがとうございます。


◆“棚からぼた餅”の総合2位
続いて行われた5000m 2組目では、同じ阿蘇郡市チームのウメダさんが力走。

練習してないと言いつつも、スタートラインに立つと必ずしっかり走る安定感抜群のランナーだ。
僕もこうありたい。


2組走り終えて、総合順位が決まる。
上原16’05”で総合2位。
ウメダさん16’07”で総合3位。
阿蘇開催の県民体育祭で、2人の阿蘇選手が表彰台に上がれたということは素直に喜びたい。

ちなみに、1位のナカガミくん、3位のウメダさんはどちらも元箱根駅伝ランナーである。
僕みたいな凡人ランナーが恐縮だ。
ちなみに、総合2位という順位は、ただ他の人が本調子でなかっただけで“棚からぼた餅”だったと思っている。
2位で16’05″というのタイムは例年に比べると遅い。
それに、まだまだ今回のタイムにも自分の現在の走力レベルにも満足はしていない。
調子が順調に上がってきたことは前向きに捉えているが、ここで慢心せずに毎日やるべきことをしっかりこなしていきたい。
最後に、運営してくれた大会関係者、応援してくれた方々に心からお礼を言いたい。
ありがとうございました。
