◆阿蘇クロカン練習11週目
毎週末恒例、阿蘇クロカン30kmXC走。
毎週30km走を行う理由は以前記事に書いた通り。
◆今週はダメダメな結果で終了
結果から言うと、今回は全くダメダメ。
気候:雨→曇り
気温:22℃
30km XC Build Up Run
… 2:12:18
Lap = 13:07-12:36-12:30-12:38-12:40-12:45-13:29-13:48-14:06-14:39
Ave = 4:21/km
HR = 155~190
+400m×1 = 83″


ラップタイムを見ての通り、全くビルドアップできず、後半は4周12kmはほとんどJogに近いペースに落ち込んだ。
気候コンディションは、前半は割と強めの雨。
後半は雨が止み、湿度が高く走りやすい状況ではなかった。
しかし、それを差し引いても今回は悪すぎた。

走り始めから動きが良いリズムに乗れずちぐはぐ。
それでもどこか先週のタイムを意識して追いかけてしまい3周目12:30と4:10/kmペースまで上がった。
振り返ると、この時点で今日の自分にとっての適正ペース(強度)を超えていた。
ここから4:15/kmペースを維持してリズムを作ろうと考えたが、なかなかリズムに乗れず、上り坂を走る度に脚力がなくなっていく。
7周目からビルドアップしていこうと思っていたが、逆に脚が売り切れてガクッとペースダウン。
上り坂も登れなくなり、13:29かかった。
そこからはJogに切り替えて、せめて30km走り切って脚作りの目的だけでも果たそうという考えに変更。
しかし、ゆっくりペースになっても上り坂は相変わらずキツく、脚が動かなかった。
体幹もブレブレで力がどんどん消耗されていく感じ。
たまたま先週が上手く走れただけで、やはり基礎的な走り込みが足りていないのが露呈した。
今シーズンに入ってから、水曜日のスピード系練習と土曜のXCロング走くらいしかまともな練習をしておらず、それ以外は全く走らない日がほとんどだからだ。
また、股擦れがひどく出血。
腰周り、大腿も絞れていない。
30km走った後はいつもと同じように400mを1本、フォームアップを意識して走る。


阿蘇の若手ランナー達と一緒にダウン。
来週日曜日は、阿蘇郡市民体育祭もある。
◆調子の良い悪いも、実力のうち
『調子の良い悪いも、実力のうち』
という言葉を、僕はいつも頭の中に置いて練習している。
例えば、先週は同じ30km XC走を2時間4分で走り切ることが出来た。
しかし、今日は2時間12分かかった。
先週はたまたま調子が良くて2時間4分で走れたのかもしれない。
ただ、僕は決して調子が良いときの結果だけが実力だとは思わないようにしている。
その翌週に、急に同レベルでは走れない自分がいるかもしれないからだ。
まさに今日の自分がそうであったように。
しっかり自分の調子を判断し、調子をコントロールすることこそが大事な実力の一つである。
学生ランナーに多く見られる現象で、調子の上がり下がりが激しい、というものがある。
例えば、
・前回のレースでは良いタイムを出したが今回のレースでは前回とは程遠いタイムしか出せなかった
・持ちタイムは速いけれど、目標としている大会でそのタイムとは程遠いタイムしか出せない
といった具合に。
この場合、過去のレースで出した良いタイムというのは『好条件が偶然重なって、実力よりも高いレベルのタイムが出せてしまったもの』だという可能性がある。
「好結果を生み出せたとき = 調子が良かったとき」
であっても、その原因は何なのか、上手く走れた要因をしっかり自分で把握あるいは仮定しておくことが大事だ。
「好結果が生み出せなかったとき = 調子が悪かったとき」
も同様、その原因は何なのか、上手く走れなかった要因を把握しておきたい。
今回、僕が上手く走れなかった原因は、明らかに「基礎的な走り込み不足」だ。
現状、週2回のポイント練習しか走っておらず、それ以外の日はほとんど走っていない訳だが、
僕の場合それは「休み過ぎ」に当たるのだろう。
ポイント練習においての出力を上げることも一つの選択肢ではあるが、まずは出来ることをできる範囲でやることから始めたい。
最後に、日本選手権10,000mで4連覇(2011~2014年)を達成した佐藤悠基選手の言葉を紹介したい。
(東洋経済オンラインより)
「ここ2~3年ですけど、あまり調子が悪いと感じたことがないのです。正しくいうと、調子がどうという考え方を持たなくなったのです。カラダが動かないときは、自分の中できちんとした理由がある。たとえば、前日に起伏のある場所を走り過ぎたから、カラダが重いんだなとか。原因がわかっていれば、『調子が悪い』という漠然な言葉で表現しなくて済みます。逆に調子がいいときもなぜいいのか。そこを自分なりに分析していかないと、調子がいいという状態を作り出すことができません。そういうところをよく考えるというか、感じるようにしています」