走って日本縦断しているとき、
「荷物は何が入ってるの?」
と聞かれることも多かったので、
今回は日本縦断ランを共にした荷物たちを公開しようと思います。
バックパック

まず、なんといってもこれ。
バックパック。
以下に紹介する持ち物たちを詰め込んで、総重量10~13kg程度でした。
人によって荷物の量は変わるし、旅の目的、期間、季節など様々な要因があるので、あくまで参考です。
GREGORY(グレゴリー) SAVANT48(サヴァント58) M(58L)
※2019年現在、在庫切れ
使っていたのは、信頼のグレゴリー製品。
とにかく頑丈。
●容量:約58L
これだけの容量があれば、持ち物を厳選すれば十分足りました。
必要最低限のものを入れた上で、少し余剰ができるくらいですね。
思わずモノが増えてしまったときのためにも、余剰を残しておくのは大事かと思います。
一番重視したのは、フィット感。
僕はこれを購入する際は、東京のグレゴリーショップにて何度も試しに背負ってみて決めたました。
ずっと背負って走るものなので、なるべく背負っていることがストレスにならないものを選びました。

※僕が当時使っていたものはもう在庫切れのようです。
現在だとこのモデルあたりが同じタイプかと思います。
↓↓↓
寝袋(シュラフ)

続いて、寝袋(シュラフ)。
野宿するなら必需品です。
僕が旅をしていたのは2015年の春から夏にかけてでしたが、
春先は普通に夜寒いです。
5月の長野とか極寒でしたよ。
夏でも場所によっては朝晩は結構冷えます。
北海道は8月であるにも関わらず早朝は5℃以下。
僕はテントを持って行っていなかったので、冷たい風にあたり続け凍死するかと思いました。笑

(装着時はこんな感じ。)
テントなしだったので、寒い時はなるべく室内を探していました。
無人駅とか、トイレとか。
もちろん、なるべく人の迷惑にならないところで。
僕が使ってた寝袋(シュラフ)は正確な商品名とか品番を忘れてしまったのですが、
夏秋用だったので5℃くらいまでしか対応していなかったと思います。
しかし、夏とはいえ、寒いところは寒いです。
テントなし、5℃くらいまでしか対応していない寝袋(シュラフ)のみでは正直厳しかったです。
ので、こちらには-6℃くらいまで対応している寝袋(シュラフ)を載せておきます。
冬用だと暑い時もありますが、寒さに凍えるよりはマシだと思いますので。
ロゴス 寝袋 ウルトラコンパクトアリーバ -6℃
※僕が使っていたものと同タイプではありませんが、
-6℃まで対応しているやつ。
↓↓↓
後は、とにかくコンパクトなやつが良いですよね。
最近は軽量・コンパクトなものが多いのでいろいろ探してみるといいと思います。
着替え
●Tシャツ × 4~5枚

Tシャツはランニングウェアで速乾性の高いものを用意。
洗濯は、時々泊まる宿やコインランドリーにて。
同じ場所に2泊以上することはほとんどなかったので、乾かす時間が十分にありません。
なので、半日もあれば乾くランニングウェアはめちゃくちゃ便利です。
旅中は夏なので割と着替えが多めに要りましたが、僕の場合4~5枚あれば着回せました。
あ、でも、普通に2~3日とか同じ服着てましたが。
あと、どうしても服が乾かなかった時は濡れたまま着てましたね。
不潔なので参考になりません。笑
●半ズボン × 3着

Tシャツ同様、ズボンも速乾性の高いものを。
やはりランニングウェアは頼りになります。
●長ズボン × 1着

地域によっては、夏でも朝晩は冷えるので持っていた方が無難。
ジャージ素材なので軽いです。
とにかく、軽くてコンパクトなのが大事。
●ウインドブレーカー×2~3着

ウインドブレーカーはめちゃくちゃ多用しました。
手軽に体温調節できる上にコンパクトに収納できます。

(丸めれば、バックパックのサイドポケットに余裕で入ります)
個人的には、薄手のものが使いやすいと思います。
寒さが厳しいときはこれらを二枚着すればだいぶ暖かいです。
●靴下×3~4足

靴下は旅の5ヶ月の間に6足ほどダメにしました。
靴下は完全に消耗品ですね。。。

(ボロボロ。)
ドンキだと3足セット1000円程度で買えるので、良いタイミングで買い替えていました。
●下着 × 4~5着
こちらは見たい人はいないと思うので、画像なしで。
はい。
靴
「靴は何足使ったの?」
ともよく聞かれます。
使ったのは、ランニングシューズ2足とランニング足袋1足。
●アシックス ターサージール 2(1足目)

中学時代から愛用のアシックス。
このボロボロのやつは、ターサージール 2 (TARTHERZEAL 2)。
※2019年現在、販売されていないかも??
アシックスは何といってもフィット感が抜群。
日本人の足型を知り尽くしていますよね。
そして、日本メーカーなので、耐久性がかなり高いです。
壊れにくい。

あれ?
めっちゃ壊れとるやん!
いやいや。
これでも相当使いこんだんです。
こちらのシューズは旅を始める前からそこそこの距離を走っていました。
旅を始める前に1500kmくらい走っていたし、
旅を始めてからも1500kmくらい走りました。
だから、トータルではこのシューズ一足で3000km程走ったことになりますね。
よく耐えてくれました。
ありがとうございました。
●アシックス ターサージール TS3(2足目)
というわけで、旅の途中、東京にて新しいシューズに買い替えることになります。
買い替えた新しいシューズがこちら。
ターサージール TS3 (TARTHERZEAL TS3)
※2019年現在、販売されていないかも??


こちらもアシックスで、以前履いていたターサージールのニューモデル。
つま先部分が耐久性のある素材で補強されているので、頑丈さが増しました。
最初は若干クッションが強すぎた感じがありましたが、次第に馴染んできました。
ターサーシリーズはフィット感が抜群で、耐久性も高いので本当に中学時代から愛用しています。
また、高い耐久性に加えて、スピードを出せる軽さを持ち合わせています。
普段のジョグから速めのペース走まで万能に使えます。
ちなみに、旅中に使っていたものは、2019年現在、おそらく販売されていません。
2019年現在の最新モデルは、ターサージール 6 (TARTHERZEAL 6)。
決して、上級者モデルというわけではなく、僕は初心者にもガンガンお勧めできます。
クッション性はありつつ、厚底過ぎないので、自分の足で走る感覚を得られます。
ソールは固め(アシックスのシューズは大体そう)で、地面からの反発を活かした走りに向いています。
高いグリップ力でしっかり地面を捉えることも出来ます。
あなたの足を守りまくるシューズではありませんが、
身体の本来の使い方を引き出すと言うか、地力を鍛えるようなシューズだと思います。
本来の走りを邪魔しないからこそ、万能なんです。
※ご購入はこちらから。
↓↓↓
●ランニング足袋・無敵

ランニング足袋・無敵 (MUTEKI)
こちらは東京にて「無敵開発チーム」の方々から提供してもらいました。
(2017年のTBSドラマ『陸王』のモデルになったやつです。)
ありがとうございます。

2015年、日本縦断中、東京にて「無敵開発チーム」のみなさんと。
参考記事
↓↓↓
大都会・東京に入りうろたえる田舎者【日本縦断ラン 49~50日目 (埼玉~東京)】

靴底には薄いゴム板があるのみ。
素足感覚で走ることができます。
し・か・し!
ぶっちゃけると、これで速く走ることは難しいと思います。
でも、僕は使い分けが大事だと思うんです。
例えば、僕は疲労抜きジョグの時などに「無敵」を履いて走ります。
足袋の底には余計なソールがないので、自分の足を自由に動かせます。
地面の小石などが少し痛い時もありますが、それが逆に足裏のツボを押してくれて意外と気持ち良かったりします。
要するに、開放感があるわけです。
いっつもガチガチに固定されたシューズを履いていては、安定感はあるかもしれませんが足が疲れてしまいますよね。
そういう意味で、時々「無敵」を履いて走ると、良いリフレッシュ、疲労抜きに効果があるんです。
また、シューズに頼らない、自分の本来の走りを引き出す、という効果も。
僕も「無敵」を履いていて、「あ、今、身体のここの部分がおかしいな」と気付くことが多々あります。
僕の使い方としては、
「疲労抜きジョグの時に時々履いて、自分の身体の状態をチェック、フラットにする」
っていう感じですね。
5,400円と安価なので、一足持っておいて損はないかと思います。
ランニング足袋『無敵』(MUTEKI)
↓↓↓
時計

旅中は、腕時計2個使いでした。
GPSウォッチ(左)とGPS機能なしのランニングウォッチ(右)。
●EPSON Wristable GPS SF-310W

EPSON Wristable GPS SF-310W
旅中、主に利用していたのはこちら。
GPS機能があるため、自分が走った距離が分かります。
旅ランで走る道はほとんど見知らぬ土地なので、走歩行距離の把握はとても重要です。
「今、自分は何km走ったのか?」
「あと何kmで目的地に到着するのか?」
「あとどれくらい進んだところで、右に曲がらないといけないな」
などと、考えながら走るんです。
また、現在自分が走っているペースも確認できるので便利。
ただ、旅の後半になると、GPSウォッチがなくても身体で距離感覚やペース感覚が掴めてきて、その精度はGPSウォッチに限りなく近くなりました。笑
僕が使っていたエプソンのWristable GPS SF-310W はもうかなり古いモデルになってしまったので、Wristable GPSの現モデルを載せておきます。
Wristable GPS SF-720G
↓↓↓
エプソンのGPSウォッチは、シンプルな機能性と使いやすさが魅力です。
初めてGPSランニングウォッチを買うという方にオススメ。
本格的なトレーニングに必要な機能は十分持ち合わせています。
●SEIKO スーパーランナーズ

SEIKO スーパーランナーズ (右)
こちらは、GPS機能は付いていません。
いまや、GPS機能なしのランニングウォッチを着けているランナーの方が少なくなった気がします。
なぜ、このGPS機能なしのランニングウォッチも持っていたかというと、ソーラー充電式だからです。
GPSウォッチは、その機能性の高さゆえに随時充電をする必要がありますが、旅中は常に充電できるとは限りません。
つまり、GPSウォッチの充電が切れてしまったら時刻も分からなくなってしまうわけです。
だから僕は、GPSウォッチの充電が少ない時や節約したいときは、こちらのスーパーランナーズでタイムを計っていました。
走っている時間からも大体の走行距離は測れますしね。
また、最近のGPSウォッチに頼り過ぎも良くないと思っています。
GPSウォッチはとても便利ですが、GPSの精度は完璧ではありません。
周回コースで走っているとよく分かりますが、GPSウォッチの測定距離と実際の距離にどうしてもギャップが生じます。
周回コースを走る時は、スーパーランナーズのような
トータルタイムとラップタイムを計るだけのシンプルな機能の時計が良いかもしれませんね。
SEIKO スーパーランナーズ
↓↓↓
タブレットパソコン


パソコンはブログ更新や経費計算、写真データ管理等に使っていました。
かなりコンパクトで軽いので、持ち運ぶのはそれほど苦になりませんでした。
というか、とにかく軽いのを選びました。
その分、多少処理機能が低かったのは否めませんが、それに差し引いても「軽い」というのは大きな魅力でした。
ちなみに僕の場合、ブログをかなりヘビーに書いていたので、
作業効率を考えてキーボード付きを選びました。
東芝 dynabook Tab S80
※全く同じタブレットPCではありませんが、おそらくほぼ同じタイプの現モデル。
↓↓↓
本

旅中はなるべく荷物を減らしたいところなのだが、本は常に3冊程度持ち歩いていました。
走っていない時間は、もっぱら読書かPC作業。
そして、読み終わった本は古本屋で売ったり、パブリックの本棚などにひっそりと置いて行ったりしていました。
ちなみに昭和初期~中期・大正・明治文学等、普段読めない古典的な本を積極的に読んでいました。
日本縦断ランをしていた時が一番本を読んでたかも。
手帳、文房具


手帳には、走行距離やルート、食事等を記録。
ポストイットは名刺代わりに自分の名前と連絡先を書いておき、必要な時に相手に渡していました。
手書きなのが意外にウケが良かったです。
領収証綴り

経費計算のために領収証をとっておきました。
会計の仕事を少しかじっていたので、こういう細かいことが癖になってしまったようです。
でも、使ったお金を記録しておくと今後の参考にもなるので便利。
ちなみに、今回の日本縦断ランでかかった費用のデータは以下の記事にて公開しているのでどうぞ。
↓↓↓

小物
●給水ボトル

容量0.6Lのスクイーズボトル。
このくらいの容量が丁度良かったし、デザインもお気に入り。
基本的には、真水を入れて使用。
ボトル内を洗剤で洗う機会が少なかったのでカビの生えやすい清涼飲料はあまり入れないようにしていました。
CAMELBAK (キャメルバック) ポディウム チル ボトル 620ml
↓↓↓
●タオル×2枚

地元のマラソン『奄美桜マラソン』のタオルと、
大学1年時、補欠で行った『全日本大学駅伝』のタオル。
バスタオルにも代用。
●サングラス

2万円とかする高価なものではなく、スポーツ用品量販店に売ってある2000円程度のもの。
チャラいと言われ、後半からはあまり着けなくなりました。笑
●帽子


中学時代から愛用の帽子。
こちらもやはり、アシックス。
ランニングキャップなので、やはりコンパクトで軽い。
※同じモデルのものが多分もう販売されていないので、
こちらのリンクを貼っておきます。
↓↓↓
●レインウェア

コンビニで500円くらいで売ってるやつ。
●コンパス

登山用品店に売ってるやつ。
スマホの地図があったのでコンパスを使う機会は少なかったが、万が一の時のため。
とりあえず目的地の方角さえ間違ってなければ大丈夫。
●クマ除け鈴

こちらも登山用品店にて。
クマに人間がいることを知らせて身を守ります。
しかし、相手がヒグマの場合、状況次第ではクマ鈴の音が却って彼らを引き寄せてしまうこともあるらしいです。
ヒグマ怖ぇ。
※一応、リンクも。
↓↓↓
●ヘッドライト、予備電池

夜間に走ることはほとんどなかったので、これを使う機会もなかったのですが、念のために持っておいた方が良いと思います。
旅は本当に予測不能なことが起こりますから。
コンパクトものならそれほど邪魔になりません。
ちなみに、ヘッドライトはトレイルランのレース等では装備が義務付けられていることも多いので、トレイルランに出る予定のある人は用意しておくと良いですね。
僕は350ルーメンは欲しいかな。
食料

荷物を減らすため、基本的に食事は現地調達。
しかし明らかに
「この先ほとんどコンビニないだろうなぁ」
と予想できる場所も多いんです。
実際80kmくらいコンビニやスーパーが何もないところもありました。
そんな時は事前に食料を買い込みます。
また、出会った親切な方からの差し入れも有難く頂きました。
感謝。
ただ、どうも僕は食べ物をストックしておくことが苦手らしく目の前にあるとバクバク食べてしまうのでした。
買い込む意味。
まとめ
さて、日本縦断ランを共にした装備たち。
他にも細かい持ち物はありましたが、大体こんな感じです。
5ヶ月も持ち歩くのだから、やはり物は厳選されていきますね。
ただ、この記事では個人的な感想も多く、旅の装備品は人によって合う合わないがあります。
あくまで参考までに、ということでお願いしますー