旅 Journey

日本縦断する程度で日本の全ては分からない【日本縦断ラン #DAY 61-70 栃木→福島→山形】#旅ラン

日本縦断ラン #DAY 61 – 2015.6.1

東北弁が聞き取れなかった

栃木県・日光市川治 → 福島県・南会津市

 

川治発

早朝、川治の無料足湯でゆっくり。

眼前を流れる男鹿川を眺めながらくつろぐ。

 

今日はどこまで走ろうか。

この調子だと、この道中には大きい町はしばらくなさそうだ。

 

まあ、それもそれで良い。

 

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多少、足の血の巡りも良くなったところで出発。

 

昨日に引き続き、会津西街道を進んでいく。

しばらくは上り坂が続く。

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すると、見えてくるのは五十里ダム

江戸から五十里離れているため、この名前がついたそうだ。

一里が約4kmであるから、東京からもう200km進んだことになる。

なんだか、よくやるな、と我ながら思う。

 

湯西川

道の駅・湯西川で休憩。

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昨晩、夕食をまともに食べていないのでここでがっつりいただく。

日光名物のゆば玉丼

美味しくて健康的。

ご当地ものをいただくのがやっぱり良い。

 

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会津西街道

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湯西川を発ってからも、渓谷を縫うような道が続いていく。

この道もまた人界を逸した気分になれる。

 

体調は悪くないのだが、日差しが強い

 

太陽の光がじりじりと、脚力・体力・気力を奪っていく。

時間帯も午後2時で、最も気温が高まる頃だ。

 

しかし、不思議なことにこういうシチュエーションこそ燃える

 

やはり、自分は危ないかも知れない。

 

とにかく、この道をずっと行けば、福島県に入る。

いよいよ東北だ。

 

気がついたらここまで来てしまった。

来れてしまった、というべきか。

 

福島県を手前にして、地元の人々の言葉も変わった。

 

驚いた。

 

東北弁、聞き取れない

 

一回の会話で、2~3度、聞き直してしまう。

 

それは向こうも同じなのだろう。

僕も何度も聞き直される。

 

同じ日本語であるはずだが、こうも違うと面白い。

 

ちなみに、

僕のイントネーションはいろんな地方のものが混ざってしまい、

もうどこの言葉だかよく分からないものになってしまった。

 

この旅を終えたら、

東北弁を吸収してまた訳の分からないイントネーションになっている気がする。

 

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会津藩の関所跡に辿り着く。

 

栃木県と福島県の県境はすぐそこだ。

 

それにしても、日光市は広い市だ。

調べてみると、2006年の市町村合併で全国第3位の面積を誇る市になったそうだ。

 

確かに、走ってみるとその広さをより強く実感する。

一つの市を走り抜けるのに3日かかったのは初めてだ。

 

福島県へ

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そして、ついに県境。

福島県南会津市に入る。

 

まず、いきなり猿の大群に出迎えられた。

地元の人たちにとっては普通のことのようだが、

猿に馴染みの無い九州人からすると少々驚く。

 

ほどなくして、道の駅・田島に到着。

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この先、しばらくは集落が無いようなので、今日はここで休む。

 

標高は744m

このくらいの標高であれば、何の驚きもなくなってきた。

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こちらの道の駅でも、駅長に親切にしてもらい差し入れをいただく。

 

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さて、みちのくの旅はどうなることやら。

 

[61日目・走歩行距離:31km]

 

日本縦断ラン #DAY 62 – 2015.6.2

ドライな出会いも良いものだ

福島県・南会津市 → 福島県・下郷町

 

田島発

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天気は快晴。

今日も見渡す限り山だらけの道を進んでいく。

 

ペースは1km5分台

なだらかなアップダウンが心地よい刺激になる。

 

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途中、地元のおばあちゃんと話すが、やはり聞き取れない

何度も聞き直してしまった。

 

でも、東北弁は聞いていて耳に心地よい。

東北弁をマスターして、福岡に帰りたいものだ。

 

しばらく進んだところで、セブンイレブンを発見。

 

ここ80kmくらいの間で、コンビニは2、3軒ほどしか見かけていない気がする。

 

都会だと100mの距離にコンビニが2、3軒あることもざらだ。

このギャップたるや。

 

休憩中、出会った方たち。

栃木県の益子から会津西街道をぐるっとツーリングしているそうだ。

やはり、好きなことをしている人は輝いている。

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まもなく、JR会津田島駅に到着。

 

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待合所で地元のおじいちゃん、おばあちゃんお昼寝中

僕もお昼寝。

 

東北は今日も平和だ

 

下郷町

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田島を抜けて、再び山並みを縫って走る。

これだけの山に囲まれた集落だ。

そこには自分の知らない世界があるかもしれない。

期待が膨らむ。

 

僕を追い越していったライダーが左手でピースをしてエールを送ってくれる。

その後ろ姿の格好良いこと。

 

別に何の会話を交わしたわけでもないが、心に響くものがある。

 

出会った人すべてと必死にFacebookなどで繋がろうとするこのご時世に、

こういうドライな出会いがあっても良いな、なんて思う。

 

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そして、下郷町湯野上温泉郷に到着。

 

まさに秘境

深い渓谷の中にこじんまりと静かに存在する。

 

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僕の好きなタイプの場所だ。

 

ただ、野宿できるような場所がない

 

民宿や温泉宿はたくさんある。

1泊5000円が相場。

 

最近は宿泊費にそれほど使っていないし、

今日は贅沢して民宿に泊まろうか。

 

それに、3日連続で野宿はちょっと身体にキツい。

 

ゆっくり温泉に浸かり、久しぶりの布団でぐっすり眠る。

 

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ちょっと不気味なキャラクターの看板も含めて、この町が気に入った。

 

[62日目・走歩行距離:35km]

 

日本縦断ラン #DAY 63 – 2015.6.3

輝く笑顔が良い町を作る。

福島県・下郷町 → 福島県・会津若松市

 

湯野上温泉郷発

久々の旅館でぐっすり休み、宿を出発する。

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「すずき屋」という民宿に泊まらせていただいた。

 

出発前に、ご主人が

「少しばかりだけど。」

と言って、差し入れをくれた。

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いやいや、全然少しじゃない

 

こんなに大量に…。

ゆうに一日分の食料にはなる。

ありがとうございます。

 

これで今日も頑張れる。

 

会津若松市

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小雨が降る中、走り始める。

久しぶりの雨だ。

これまで灼熱の太陽の光を浴びて火照った皮膚を冷やしてくれる。

 

下郷トンネルを抜けると、会津若松市に入る。

しかし、ここから市街地まであと20km以上距離がある。

 

しばらくは、これまでどおり山道が続いているようだ。

 

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10kmほど走ったところで、軽くアクシデント。

トンネル内の段差で足を引っ掛けてしまい、転倒

 

10km超の荷物を背負って走っていると、自分が頭でイメージしている通りに身体は動いてくれない

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幸運にもこれだけの傷で済んだ。

反射的に地面に手を着いてカバーできたから良かったものの、こういう小さな不注意が割と大怪我に繋がりやすい。

さらに、重い荷物を背負ってる分、ダメージは大きくなる

 

と、反省しつつ、芦ノ牧温泉を通過。

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ペースは1km6分半と、ゆっくりだが、体調は悪くない。

周りの景色を楽しむ余裕もありながら走れている。

雲で太陽が隠れていて、涼しいということもあるだろう。

雨は弱まってきた。

 

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ところで、どういうことだろう。

このへんの看板キャラクターは不気味なものが多い。

 

そして、ついに会津若松市の中心街に到着。

白虎隊の像があるのは、会津若松駅

 

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駅周辺、全体が古風にデザインされていて、見ていて楽しい。

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背の高い建物は少なく、町全体が落ち着いた感じ。

人も気さくに話しかけてくれて温かい雰囲気だ。

 

子供も多いように見える。

 

高校生が元気良く、

「頑張ってくださーい。」

と輝く笑顔で声をかけてくれる。

 

それだけのことで良い町だな、と思えるものだ。

 

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鶴ヶ城

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戊辰戦争で、一ヶ月の籠城にも耐えたという鶴ヶ城

会津若松市街の中心に位置する。平日ということもあり、人は多くない。

 

立派にそびえ立ち、城もその周辺も綺麗に整備されてある。

 

ここで一息つけたところで、ネットカフェに向かう。

 

久々のネット文明

今日こそは、諸々のネット作業を進めなければ。

 

[63日目・走歩行距離:32km]

 

日本縦断ラン #DAY 64 – 2015.6.4

ブログを書きながらの旅は大変

福島県・会津若松市

 

会津若松市にて休養

昨晩は、徹夜で溜まっていたブログ記事を書き続けていた。

一晩中かかっても終わらず、翌日の午後まで作業は続く。

 

ブログにしても、何にしても、物事は溜めすぎるものではない

 

ようやく作業を終えたが、さすがに今日は走るのは止めておこう。

その後は、読書などをして過ごす。

 

あっという間に夜になる。

 

休めたのか、休めなかったのか、よく分からない一日だった。

 

・・・と、ここまで書いて愚痴っぽくなってしまったが、

ブログにまとめるのが大変なほど、日々刺激的な経験に溢れているとも言える。

 

せっかくの経験だ。

引き続き、発信はしていくつもりである。

 

だが、今日は正直に言うとネタが無い

悪しからず・・・。

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[64日目・走歩行距離:0km]

 

日本縦断ラン #DAY 65 – 2015.6.5

日本縦断程度で日本の全ては見回れない

福島県・会津若松市

 

会津若松市発

午前4時、泊まっていたカラオケを発つ。

フリータイムで1300円

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野宿していなくて良かった。

 

というのは、

外がめちゃくちゃ寒かったからだ。

 

6月に入ったというのに、指がかじかんでいる

 

この辺りは田んぼが多く、水入れがされている時期だということもあるだろう。

 

しかし、空気は澄んでいて気持ちが良い。

朝焼けも息を呑むほど美しい。

 

左かかとの痛み

前々から薄々と感じていた左かかとの痛み。

ここに来て激しさを増してきた。

 

接地する度に痛むものだから、割と厄介だ。

 

それほど強い痛みではないのだが、

進めば進むほど、次第に痛みが増してきた。

 

1時間半ほど歩いたところで、歩を止める。

少し様子を見よう。

 

早朝でまだ人ひとりいないショッピングモール

広々とした駐車場で、

体操や動き作りを丁寧にやってみる。

 

たまには、バックパックの重みから開放されて身体を動かすと気持ち良い。

 

バックパックを背負ったままだと、

どうしても動きが小さくなってしまいがちだ。

 

次の目的地

今後のルートについて考えてみる。

 

非常に迷った

 

日本海側も行って見たいし、太平洋側も行ってみたい。

 

内陸米沢を通るルートも捨てがたい。

 

貪欲に、新潟をぐるりと回ってこようか。

 

ううむ。

やはり、たった一度の日本縦断で、日本の全てを見て回れるわけではない

せいぜい全体の3割くらいが良いところではないだろうか。

 

ならば、欲張らずに直感で行きたいところに行けば良いのかもしれない。

 

米沢

 

歴史を読んでいくと、何かと耳にする地名だ。

どんなところなのだろう。

 

日本一周をしている人たちは、大抵海沿いを通っていく。

 

では、僕は敢えて内陸を通ってみようか

 

休養

と、ルートを決めたのは良いものの、左かかとの状態はあまり良くなさそうだ。

今日はここのショッピングモールで休もう。

 

スケジュールにはゆとりがある。

焦らずのんびり行こう。

 

ショッピングモールの軒下で練れそうだ。

夜は昨日ほど冷えなければ良いが・・・。

 

[65日目・走歩行距離:6km]

 

日本縦断ラン #DAY 66 – 2015.6.6

高級ホテルよりも贅沢な野宿

福島県・会津若松市 → 福島県・喜多方市

 

会津若松市発

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昨晩はまさかの雨

深夜、雨に打たれて起きた。

 

天気予報など見ていないので、不意打ちだった。

 

そういえば、梅雨の季節も近い。

後で聞いたことには、九州はもう梅雨入りしたのだとか。

 

まあ、自然現象にどうこう言っても仕方ない。

変に心配しすぎないことだ。

 

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再び、辺り一面は田んぼだらけ平地になる。

 

雨は徐々に弱まってきた。

 

左かかとは少し痛むが、歩き続けても問題はなさそうだ

 

米沢街道

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しばらく歩いて、喜多方市に入る。

 

どこかで聞いたことある地名だな、と思ったら、

あの喜多方ラーメンの本場だ。

 

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ルートは引き続き121号線を通っているのだが、名称は変わり、米沢街道

 

道は平らで広く車も歩行者も通行しやすい

昔から物資の移動で重要な道だったようだ。

 

昔の人が馬車を引いて通っていた景色が想像できる。

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途中、塩川というところで休憩。

米沢街道上にある宿場町だ。

 

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塩川駅の自販機にて。

「ぽっかぽかレモン」が つめた~い だったのには驚いた。

本当に冷たいかどうか確かめるまではしなかったが。

 

というか、この辺の自販機では あたたか~い をあまり見かけない。

なぜだろう。

 

寒いのに。

 

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再び、天候が荒れたりもしたが、

16時頃になると青空が見え始める。

 

両脇に綺麗な山並みが見えてきた。

 

雨天で気付かなかったが、ここは山に囲まれているようだ。

 

これから進む東北の山道も険しそうだ。

 

喜多方市

ラーメンの町、そして蔵の町・喜多方市に到着。

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ラーメン店の数は対人口で日本一という喜多方市。

確かに、どこもかしこもラーメン店である。

 

福岡も博多ラーメンが有名でラーメン店は多いが、密集度的には喜多方のほうが上だろう。

 

その割には、夕方で既に店を閉めているラーメン店が多いな、と思って見ていると、

ここでは朝からラーメンを食べる、いわゆる「朝ラー」なる文化があるそうで、むしろ朝のほうがお客の出入りは多いそうだ。

面白い。

 

町全体は落ち着いていてとても静か

 

かと言って、寂れてる風には見えない。

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「ラーメン神社」日本風のバルなど、ユニークな建物も多い。

町並みも道路も綺麗だ。

 

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夕食は「蔵美(くらよし)」さんで、黒喜多方ラーメンをいただく。

会津桐の炭で色付けしたものだ。

 

お店の人や、他のお客さんとも話し込み、楽しい時間を過ごす。

東北では、一度話し始めると、ついつい長話してしまうことが多い。

皆さん、とても温かい。

 

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お店の人から頼まれて、

僭越ながら、サインなんてものを書かせてもらった。

 

まだまだそんな大層な者じゃないのだが・・・。

 

将来、このサインの価値が高まってたらな、と思う。

 

満天の星空

今夜は、喜多方市内の野球グラウンドで野宿することにする。

 

周りに街灯は少なく、星が良く見える

平地が多いので空も広い。

車の通る音もほとんど聞こえない。

 

満天の星空を眺めながら、静かに眠る。

 

これは高級ホテルに泊まるよりずっと贅沢じゃなかろうか。

 

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残念ながら、僕のスマホではこんな写真しかとれなかったが。

 

[66日目・走歩行距離:20km]

 

日本縦断ラン #DAY 67 – 2015.6.7

熊にビビりながら

福島県・喜多方市 → 山形県・米沢市小野川

 

喜多方市発

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午前4時半

今日も素晴らしい朝焼け

曙の光に起こされる毎日というのも良い。

 

5時前、地元の社会人野球チームの人たちが続々と集まってくる。

軽くお話して、野球グラウンドを後にする。

 

喜多方はスポーツに親しむ人が多いようだ。

運動公園もたくさんある。

 

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日曜の静かな朝。

 

なんだか後ろ髪を惹かれるくらい落ち着く町だ。

 

左かかとに若干痛みが残っているので、様子見程度に歩いて進む。

 

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その道中にお会いした佐藤さん

サイクリングしているところだったそう。

 

笑顔が素敵で、快活な方だ。

たくさんお話をしながら進む。

 

この先の山は、クマがよく出没するらしい

 

それはビビる

 

というのも、ついこの間読んだこの本のおかげ。

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『羆嵐』 吉村昭

 

大正時代に実際に起きた日本最大級の獣害事件を描くドキュメンタリー小説。

北海道にて、1頭の羆がたった一日で6人もの人間を殺害したというもの。

 

後でクマ除けの鈴を買っておこう。

 

道の駅・喜多の郷

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道の駅・喜多の郷まで一緒に来たところで、佐藤さんと別れる。

この先はトンネルが続くから、ということで、ライトまで差し入れてもらった。

ありがとうございます。

 

さて、出発しようか、

というところで、ある方に声をかけていただく。

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キャンピングカーで日本のあちこちを旅されている早川さん

 

人生で初めてキャンピングカーというものの中に入ったが、凄い。

 

何でも揃っている

これだけあれば、家なんか要らないんじゃないか

 

それから、会津名物のソースカツ丼を頂く。

美味。

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そして、旅の話から歴史や政治の話まで、様々な話題で盛り上がる。

 

気付けば、12時過ぎ。

なんと4時間も話していた

 

そろそろ行かねば。

夜の山道を走っていたら、クマに襲われる

 

大峠

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お世話になった早川さんと別れ、米沢を目指す。

今日は米沢の手前の道の駅・田沢まで行ければよいか。

距離にして30km程。

 

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見渡す限り山。

渓谷に沿って伸びる道路にはいくつものトンネルがある。

総数13らしい。

 

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細切れのトンネルが連続して続く区間がある。

通称、虹のトンネル

 

そして、最後に待ち構える大峠トンネル延長約4km

標識には、ご丁寧に

「ひと休みいかがですか」

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この大峠トンネルの中で、福島県から山形県へ越県。

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山形に足を踏み入れるのも初だ。

といっても、まだまだトンネルは続いていくので景色は何ら変わりがないが。

 

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トンネルを抜け、改めて山形県の標識が目に入ってくる。

景色は変わらず、山並みが続くだけ。

むしろ、より深い森に入ったようだ。

 

クマが出そうだ

 

道の駅・田沢~小野川温泉

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クマに襲われないように、この日はノンストップで進んだ。

最後、左かかとに若干の痛みが生じたが乗り切った。

 

そして到着した道の駅・田沢

 

さて、今日はここで野宿か。

 

・・・と思ったのだが、ここの道の駅、夜中は解放されていないらしい。

かといって、トイレで泊まるにしても、ほとんど吹き抜けに近い。

 

マズい

クマに襲われる

 

そんな時に、ある女性が親切に声をかけてくれ、

すぐ近くの小野川温泉まで案内してくれた。

 

残念ながらお名前は聞き損なったが、その方もサイクリングをされる方で、

僕の日本縦断ランに興味を持ってくれた。

何でも、あの親不知の道をサイクリングしたいらしい。

 

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その生誕の地が、全国で100ヶ所以上もあるという人気者の小野小町

その小野小町が発見したと言われるのがこの小野川温泉だ。

 

ここまで来れば、クマに襲われないだろう

 

お土産屋さんのご主人と1時間以上話し込む。

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米沢の歴史雑学についてたっぷり教えてもらった。

これで、より一層米沢を楽しめそうだ。

 

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山形名物の玉こんにゃく

普通のこんにゃくより張りがある。

 

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こちらは、ラジウム卵ソフト

ラジウム卵とは、温泉卵のこと。

これがまた新鮮な組み合わせで美味しかった。

 

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せっかくなので、尼の湯で温泉に入る。

200円也。

安い。

 

湯はびっくりするくらい熱い。

沸かし湯ではない。

火山の恵みである。

 

[67日目・走歩行距離:32km]

 

日本縦断ラン #DAY 68 – 2015.6.8

足で感じる歴史

山形県・米沢市小野川 → 山形県・米沢市

 

小野川温泉発

5時起床

野宿していたすぐそばに足湯があるという贅沢さ。

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1時間近く足湯に浸かりながら、他の旅行客の方ともお話しする。

ふやふやになった足で米沢市街を目指して歩き始める。

 

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田園風景の中にポツポツと建物が見えるようになってきた。

 

地元の中学生が、自転車に乗って僕を通り越していく。

「おはようございます。」

と、挨拶してくれる子もいれば、懐疑の眼差しで僕を見ている子もいる。

中にはガッツポーズを作って応援してくれる子も。

 

しかし、健気にヘルメットを被っているのは皆変わらない。

 

米沢市街

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米沢市街に到着。

 

伊達政宗直江兼続前田慶次上杉鷹山など。

歴史を読んでいると、何かと米沢の地にゆかりのある人物は多い。

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案の定、その歴史を大きな観光資源としているらしい。

 

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上杉家廟所

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上杉神社

 

数々の偉人たちの石像や説明書きが綺麗に整備されている。

 

歴史好きそうな年配の方たちが団体ツアーに参加してそれらを見て回っている。

 

ちなみに、上杉鷹山は江戸中期、貧窮化していた米沢藩の財政を立て直した人物で、

ジョン・F・ケネディが最も尊敬した日本の政治家だという。

 

僕も割と歴史は好きだが、

歴史を学ぶにも、現地を見るのと見ないのとでは、その感じ方には大きな違いがあるようだ。

 

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お地蔵さんの列にさりげなくキティちゃんが置かれているのも外国人受けが良さそうだ。

 

[68日目・走歩行距離:10km]

 

日本縦断ラン #DAY 69 – 2015.6.9

距離感覚の違い

山形県・米沢市 → 山形県・高畠町

 

米沢市発

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午前中はブログ記事の編集などに時間を割き、

午後、米沢市街を出発する。

 

空模様は若干の雨

だが、弱い雨で、雲もそれほど厚くはないようなのでボチボチ進んでいく。

 

ペースは1km6分半ほどで、ゆっくりと。

 

道中、反対側の歩道を歩いている子供が、大きな声で

「こんにちはー!」

と、こちらに挨拶をしてくれる。

 

わざわざ、そんなところから大声で。

良い大人になるよ、君たち

 

高畠駅

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喜多方でお会いした佐藤さんに勧められて足を運んだ高畠駅

なんと、駅の中に温泉がある。

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少しメルヘンチックな外見の高畠駅は、

単なる駅ではなく、住民の憩いの場となっているようだ。

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外庭にもリラクゼーション音楽が流れている。

ここいらで、少し腰を据えて、読書をしたりした。

こういった“空間”を創ることってやはり大事だな、と漠然と思う。

 

ところで、

高畠駅というぐらいだから高畠の町はもうすぐそこかと思いきや、ここから5km程離れているらしい。

 

この思わせぶりは、流石。

逆に足を運んでみたくなったので、そのまま高畠町の中心を目指す。

 

高畠町

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5km程走って、高畠町に到着。

山に囲まれた静かな町だ。

 

遠くに見える山々の頂きは、雨雲に隠れている。

どこまでも続いていきそうな山並みの景色に少し威圧される。

 

この日、野宿場所として目を付けたのは、

山形県ご当地のスーパー・ヤマザワの前。

 

夕食として、閉店間際に値下げされる惣菜を狙う。

夜10時閉店なので、9時を過ぎたら惣菜が半額以下になるのだ。

 

これ、400円くらいあれば、結構な食事が買える。

野菜不足を補うチャンスでもある。

 

同様の思惑でやってくる地元のおじちゃん、おばちゃんも多い。

妙な親近感が湧く。

 

こうした地味な行動が結構楽しい。

 

夜10時にもなれば、辺りは暗闇

車の騒がしい音も聞こえない。

 

今夜は、良く眠れそうだ。

(野宿の割には。)

 

[69日目・走歩行距離:13km]

 

日本縦断ラン #DAY 70 – 2015.6.10

寒さに凍えた6月の東北

山形県・高畠町 → 山形県・南陽市

 

高畠町発

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4時半起床

今日も、曙の光に起こされる

 

丁寧に体操をして、5時半に出発

この朝方生活を、旅が終えても継続したいものだ。

 

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雲が流れていき、青空が顔を覗かせる。

気温も高すぎず、低すぎず、走りやすい。

 

南陽市

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間もなく、南陽市に入る。

 

まだ朝早い時間帯なので、車通りも少ない。

大きく呼吸しながら、ゆっくりとリズムを刻んで走る。

呼吸は乱れていないが、陽が昇ってきてじんわりと汗をかく。

 

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建物が増えてくる。

 

赤湯温泉街だ。

 

「また、温泉か。」

と、思われるかもしれないが、

別に温泉街ばかり目指して走っているわけではなく、

山形県は本当に温泉が多い地域なのだ。

行くところ行くところに温泉がある。

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そして、入らずにはいられない

足湯

小野川の湯に比べると、いくぶん温度は低い。

 

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風が強く吹き、のぼり旗は激しくたなびく。

両脇の山から吹いてくる乾いた風が、初夏の暑さを感じさせない。

 

赤湯温泉

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足湯に浸かっていると、声をかけてくれた鈴木さん

 

朝早くから、散歩がてらご近所の方たちに手作りのイカ飯を配って回っていたそうだ。

僕も余っているものを頂いた。

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よく煮込まれたイカは柔らかくて美味。

 

そして、近くの安い温泉を教えてもらう。

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烏帽子の湯

100円也。

非常にお手頃。

 

時刻はまだ朝8時だ。

地元のおじちゃんたちに混じって、朝の温泉で身体を癒す。

 

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雲は風に流されていったようだ。

青空が広がり、日光が再び、地面を照り付ける。

 

極寒、夜の南陽

午後は、ブログを書いたりして過ごす。

例のごとく、あっという間に夕方になる。

 

少し進んだところに山形ご当地スーパー・ヤマザワがある。

再び、閉店間際の値下げ惣菜を狙うのだ。

この日の収穫も良好。

 

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しかし、陽が沈むと、急激に気温が下がる

 

気温だけではなく、相変わらず風が強い

ジャージを2枚重ね着した上に、寝袋に包まってもまだ寒い。

おそらく、気温的には5℃を切っていたのではないか。

 

せめて屋根のあるところを探す。

・・・が、無い

 

仕方がないので、寒さに耐えながらベンチで寝ることに。

 

見上げると満点の星空だ。

この強風が完全に雲を流してしまったのだろう。

 

寒さに凍えながら休んだこの日の星空は残酷なほどに美しかった

 

[70日目・走歩行距離:12km]