走×旅 ~Running Journey~
走ることとか、旅することとか、戯言とか。
旅 Journey

恩送りできる人間に【日本縦断ラン 53~54日目 (東京~千葉)】【旅ラン】

<53日目(5/24)>

東京都内

 

葛飾区・立石

昨晩は、渡辺さんのご自宅に一泊させていただいた。

場所は、葛飾区・立石

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いわゆる東京の下町と呼ばれるところである。

「東京下町の呑んべえタウン」という異名も持つ。

 

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飲食店が多く朝から晩まで居酒屋が賑わっている

 

小さい町ではあるが、深夜になっても人々の活気に溢れている

 

人々の活気と言っても、東京中心街のそれとは全く異なる。

ここ立石では、住民の生活感がありありと見て取れる。

 

いわゆる「人情の町」と言えばよいだろうか。

とにかく、同じ東京でも中心街とは全く異なる雰囲気の町だ

 

新宿や渋谷を見ただけで、東京の全てを知った気になるのは全く早計だ

 

それらは東京のほんの一側面でしかない。

人口構成にしても、今や東京の中心街は移民がほとんどで、生粋の江戸っ子は少数派だろう。

 

そうした移民の集まる街も「東京」であり、立石のような下町もまた「東京」なのである。

 

先日のゲストハウスサミットでも言われていたように、その地域を立体的に見ようとすれば、旅はもっと面白くなる。

 

地元感に溢れる銭湯で疲れを癒した後、渡辺さんのご自宅でゆっくり休ませていただいた。

 

立石散策

そして、翌朝。

なんと、起床したのが午前11時

 

これは大事件だ。

二度寝もせずに、こんなに遅く起きたのはいつぶりだろう

 

慢性疲労が相当蓄積していたのだろうか。

 

さらに、渡辺さんのお家の布団が有り得ないくらい気持ち良かったのも一因に違いない。

 

とにかく、しっかり休めて良かった

 

本来は渋谷でゲストハウスサミットの2日目に参加する予定だったが、もう午後になってしまったということで予定を変更し立石周辺でゆっくりすることに。

 

有難いことに、渡辺さんが「良かったら、もう一泊しても構わないですよ。」とのことだったので、お言葉に甘えさせていただくことに。

 

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昼食をとり、立石を散策する。

やはり住民の生活感に溢れた町だ。

町のいたるところで、人々の日常的な会話が飛び交っている。

町全体が一つの所帯のようだと言ったら大袈裟だろうか。

 

身体を回復させたかったので、あまり歩き回ることはせずに、少し散歩した後は駅近くのミスドで大人しく読書

 

店内の他のお客さんの会話に聞き耳をたてていると、(←嫌な奴。)

かなりローカルな話が耳に入ってくる

 

東京の中心街のことを「東京」と呼んで、地元と区別している

 

さらに、「区」でもなく「市」でもなく、「町」やそれ以下の単位で

「地元だ、地元じゃないだ」の話をしている

 

いや、面白い。

 

それだけ細かい単位で、地域差は生じるらしい。

地域というのは、それだけ多様性に富むものなのだろう。

 

恩送り

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夜、再び渡辺さんと合流し、焼き肉へ連れて行ってもらった。

 

「牛坊」という地元で人気のお店だ。

やはり、絶品のお肉ばかりだった。

 

それにしても、何故渡辺さんはこんなにも親切にしてくれるのか

 

聞くと、かつて渡辺さんが北海道での自転車旅や四国お遍路をしていた時も、たくさんの人々から恩を受けてきたと言う。

 

旅を終えた時に、「どうやってこの受けた恩を返そうか。」と考えた末、自分のような何かにチャレンジしている人に対して手助けをしてあげることにしたそうだ。

 

もちろん恩を頂いた本人にお返しをすることも考えたが、きっとその方は見返りを求めて助けたわけではない、と思った。

 

それに、本人に対する「恩返し」だと、そのやり取りは二者間だけのもので終わってしまう

 

だから、受けた恩を他の人流していく、いわゆる「恩送り」こそが自分のすべきことなのではないか、と考えた。

 

そして、僕もこの日本縦断ランで様々な人に親切にしてもらっている

 

お家に泊めてもらったり、ご飯を奢ってもらったり、町を案内してもらったり、声援をかけてもらったり。

 

その度に、どうやってこの恩に報いようか、と考える。

 

人からもらった優しさを自分の“内”に溜めていくだけでは虚しいし、

もらい続けるだけでは、自分一人で抱えきれなくなる。

 

受けた恩を何かしらの形で“外”に還元したいと思うのはいたって自然な法則なのかもしれない。

 

自分にできることはまだまだちっぽけだが、僕も「恩送り」を意識していきたい

 

綺麗ごとと言われればその通りかもしれない。

 

しかし、別にそんなに悪いこととも思わない。

 

[53日目・走歩行距離:3km]

 

<54日目(5/25)>

東京都~千葉県・柏市

 

東京発

4日間の東京滞在を終え、いよいよ次の目的地へ歩を進める。

 

だいぶ身体の状態もリセットされた。

 

シューズ等、物資の調達も済ませた

 

これからは日本縦断ランの後半戦に突入する。

 

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東京でお会いしたいと思っていた人全員とはお会いできなかったのは名残惜しいが、ダラダラと長居しすぎるわけにもいかないので出発する。

 

ルートは千葉、茨城、群馬を通って東北に入る。

 

千葉県・松戸市

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『男はつらいよ』で有名な柴又を通って千葉を目指す。

 

程なくして江戸川が見えてくるが、この江戸川を渡ると千葉県は松戸市に入る。

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千葉も初めての土地だ。

 

だが、千葉に入ったからといって途端に辺りの雰囲気が変わるということはなく、東京と千葉の間を行き交う車が大量に走っている

 

交通量が凄まじく常に車の走行音が耳に響く

 

身体の方はというと、東京で休みすぎたせいだろうか、妙に身体が重い

 

なかなか走り出せない。

 

長い間走っていると、必ずこういうときはある。

 

嫌々走るのは一番良くないので、今日は歩きながら瞑想することにしよう

 

柏市

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瞑想しながら歩き続けていると、松戸市を抜け、柏市に入る。

 

ちなみに瞑想していた内容は忘れた

 

瞑想とか言いながら、多分何の取り留めもないことを考えていただけだ

 

仙人への道は遠い

 

…と少しふざけてしまったが、

 

正直に言うと、東京でのインプットが多かったためその思考の整理に明け暮れていた

 

じっとして考え込むよりは、歩きながら考えた方が幾分かはかどる。

歩くことで脳の血液も循環させた方が良い

 

ちなみに、走ると脳の血液が循環しすぎてバカになれる。(←持論。)

 

柏市街地に入ったときには日が暮れていた。

 

東京が近いので、大きい街だ。

歩行者が多く、夜でも明るい。

 

この日は、丁度良いところにあったネットカフェに泊まる。

 

[54日目・走歩行距離:20km]