ランニング飛脚便2015

出会いの連鎖で旅をする【日本縦断ラン #DAY 21-30 奈良→京都→三重→愛知→岐阜】#旅ラン

日本縦断ラン #DAY 21 – 2015.4.22

辞めてやろうかと思う時

奈良県・奈良市 → 三重県・伊賀市

 

奈良→京都→三重

5:30に奈良市を出発。

今日は、京都府を経て、三重県へ向かう。

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奈良市から24号線を走り北上すると京都府・木津川市に入る。

しかし、今回は京都では長居せず、そのまま三重県へ向かう。

木津川にぶつかるところで163号線に入り、木津川沿いにずっと東へ走っていくと三重県だ。

 

163号線はもう懲り懲り

163号線は本当に修羅場の連続だった。

ほとんどずっと歩道がないからだ。

 

さらに、車道も狭い上、交通量が多い。

そのほとんどが大型トラックである。

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もう接触すれすれだ。

大型トラックが巻き起こす暴風に身体が煽られる。

それらが脇を通る際には、身体を横にして避けないといけない。

 

どこかに歩道がある道はないかと探してみるが、かなり離れたルートになってしまうようだ。

仕方ない。

この危険国道を行くしかない。

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木津川の後ろには山並みが続いていて、美しい景色を織りなしていたが、こちらはそれほど穏やかな状況ではない。

そして、ただ道を歩くだけで苦戦している自分に更なる災難が降りかかる。

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泥沼にはまってしまった

この泥沼、見た目以上に深い。

靴と靴下がベチャベチャになってしまった。

 

こういうときは正直、日本縦断ランなんて辞めてやろうか、と思う。

だが、そう簡単に辞められるものでもないので先に進むのだが。

 

もう163号線なんて懲り懲りだ

と何度も思ったが、

たまに会う人々はみなフレンドリーに話しかけてくれるものだから、

やはり自分が走ってきたこの道を嫌いにはなれない

 

ただ、安全に走りたいなら、163号線はあまりお勧めしない。

 

伊賀越え

そうこうしているうちに三重県は伊賀市に入る。

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言うまでもなく、忍者の里として有名な町だ。

なるほど周りは見渡す限り山だ。
いわゆる伊賀越えというやつか。

気分は勝手に服部半蔵。はたまた松尾芭蕉か。

 

日本にはまだまだ知らないことばかり

伊賀市でこんな名前の町を見つけた。

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町(まち)

まさに町という感じのする町である。

日本にはまだまだ自分の知らない面白いものがたくさんある。

 

伊賀上野市街

左膝の痛みがぶり返してきたので、かなり厳しい道のりではあったが、ようやく峠を越え、伊賀上野市街が見えてきた。

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伊賀上野城

近くまで行くほどの元気がなかったので、遠くから一枚。

 

驚いたことに、ここでは市街地を通る道でも歩道がないところが多い。

かなりの車社会ということだろうか。

 

今日はもう夜になっていて暗いので、宿を探す。

だが、近くに安宿は見当たらない。

脚のコンディションが悪く、今日はしっかり休みたい。

多少値は張るが、近くのビジネスホテルに泊まる。

 

[21日目・走歩行距離:44km]

 

日本縦断ラン #DAY 22 – 2015.4.23

伊賀越え、気分は中世日本の旅人

三重県・伊賀市 → 三重県・亀山市

 

ホテルの朝食をドカ食い

昨日泊まったビジネスホテルは朝食サービス付きだった。

高いお金を払っているのだから元を取ってやろうとばかりに、朝食をドカ食いする。

人間、どれだけ食い溜めできるものなのか分からないが、これで今日はだいぶ持つだろう。

ごちそうさまでした。

 

続・伊賀越え

この日は、伊賀市から亀山市を目指す。

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引き続き、伊賀越えらしい山並みの景色が続く。

そして、伊賀市以降は25号線を通っていくのだが、こちらは163号線とは打って変わって交通量が少ない

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交通量が少ないので、森に囲まれた景色を楽しみながら走ることができる。

聞こえてくるのは、鳥や虫の鳴き声ばかり

木漏れ日が心地よく、実に穏やかだ。

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「発破予告」なんていうあまり穏やかでない看板も見かけたが。

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伊賀流忍者の里というものも発見。

しかし、残念ながら営業時間外。

というか、何を提供している場所なのだろうか。

 

関宿

峠を越えると、東海道五十三次、47番目の宿である関宿に到着する。

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昔ながらの宿街の街並みが残っていて趣がある。

三重県は今も昔も交通の要所のようだ。

昔の旅人もここで一息ついていたのだろうか。

 

自分もここで小休憩。

亀山茶ラテなるものをいただく。

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これが、めちゃくちゃ美味い。

ラテにしてはあるが、お茶ってこんなに美味しかったのか。

 

中学時代の陸上の後輩と

そして、亀山市街に到着。

ここで中学時代の陸上の後輩と会う。

川畑くん。

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彼とは中学時代から何度も駅伝で一緒に走ったことがある。

元々、健脚の持ち主であったが、高校は駅伝の名門・鹿児島実業高校に進み、さらに力をつけた。

 

現在、三重県で働いているということで、わざわざ会いに来てくれた。

そして、陸上の昔話に花を咲かす。

 

それにしても、彼のど根性とストイックさには頭が下がる。

当時の鹿児島実業は高校駅伝で全国優勝をしたほどの黄金時代である。

彼も相当揉まれたようだが、本当によく頑張っていたと思う。

その経験はきっと財産になっているはずだ。

 

そんな話をしていると自分も再び競技として陸上をやりたくなってきた。

会ってくれてありがとう。

いつかまた、地元の駅伝で一緒に走ろう。

人生まだまだ楽しみなことがたくさんある

 

深夜まで語った後、川畑くんと別れ、僕は近くのバス停で野宿をする。

昨日、ビジネスホテルに泊まってしまったので、宿代を節約しなければ。

 

[22日目・走歩行距離:35km]

 

日本縦断ラン #DAY 23 – 2015.4.24

日本縦断ラン、一旦中断。

三重県・伊賀市 → 三重県・四日市市

 

悲報

残念なお知らせがある。

実は今日は、電車に乗らなければいけない

明日(4/25)に、長野県で外せないアポイントがあるのだが、
どう考えても一日でそこまでは走れない。

本意ではないが、亀山から四日市までは走っていき、
そこから電車に乗って長野県へ向かう。

 

しかし、安心してほしい。

長野で用事を終えた後は、四日市まで戻り、日本縦断ランを再開する

 

四日市へ

5時過ぎに亀山市を発ち、1号線沿いに四日市に向かう。

1号線は再び、交通量が多くなり、国道らしい風景が続く。
少々飽きてくるが、淡々と走り続ける。
次第に膝の痛みが酷くなってきたので、後半はほとんど歩く。

ペースはゆっくりだが、今日の夕方までには長野県に到着していないといけない。
朝早く出発していて良かった。

そして、四日市市街に入る。

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ん?
どこかで見た景色だな

それもそのはず。

ここは、以前一度走ったことがあった。

 

大学一年時、全日本大学駅伝に母校陸上部が出場した際、選手付き添いとして四日市に来たことがある。

その大会の前日くらいにちょうどこの辺を走っていたことを思い出す。

 

全日本大学駅伝は、毎年11月、愛知県から三重県にかけて行われる。

正月の箱根駅伝は有名だが、実はあれは全国大会ではなく、関東の大学しか参加できない。

実質的には、この全日本大学駅伝こそが、日本一を決める大学駅伝である。

 

当時の自分もこの大会を目指して練習していたが、怪我が重なり、なかなか調子が上がらず、出場は叶わなかった。

 

かつての自分はタイムや順位ばかり追い求めていたが、今は違う

今は自分のペースで楽しく走れているからそれで良い

 

それは、競技としての道を挫折した自分への慰めに過ぎないのかもしれない。

競争とは、避けられないものだ。

スポーツ然り、社内の出世競争然り、企業同士の競争然り。

 

だが、自分が戦うフィールドはそこで良いのか

その競争には、どれだけ自らの時間と労力、精神をつぎ込むほどの価値があるのか。
得られるものは何か。

と、考えてみるのもたまには良いと思う。

 

電車って凄い

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JR四日市駅に到着。

ついに、電車に乗ってしまう時がやってきた。

 

ここまで自らの脚だけでやってきた。

電車に乗るのは大変な罪悪感が伴う。

 

だが、そうも言っていられない。

いざ、乗車

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いやいや、電車って凄い

あれだけ時間をかけて走った道をスイスイと進んでいく。

どれだけ凄いかって、走って日本縦断してみたらわかると思う。

 

長野県・売木村

さて、長野県で何の用事があるのかという話。

僕が向かうのは、長野県下伊那郡にある売木村

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峠に囲まれた小さな村だ。

ここに、走って村おこしをしているランナーがいる。

そう、今回僕はこの方に会いにきた。

売木村には、夜に到着。
久しぶりの温泉に入り、ポレポレというゲストハウスに泊まる。

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[23日目・走歩行距離:23km]

 

日本縦断ラン #DAY 24 – 2015.4.25

走る村・うるぎ

長野県・売木村

 

重見高好さん

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売木村専属ランナー・重見高好さんは、国内外のウルトラマラソンを走り、売木村の名前をPRしている。

その実力は国内トップレベルだ。

 

ウルトラマラソンとは何ぞや、と言うと、100kmや100マイルといったフルマラソン以上の距離を走るマラソンのことだ。

ちなみに、重見さんは24時間耐久マラソンの国内最高記録保持者

24時間、寝ずに走り続け、269kmを走るのだ。

 

ほええ。

日本縦断ランなんかよりずっと凄い。

 

今回僕が重見さんを訪ねたのは、以下の理由からだ。

・走って地域おこしをすることについてお話を伺うため。

・実業団とは違った形でランニングを仕事にすることについてお話を伺うため。

・重見さんのトレーニングサポートを受けるため。

・「走る村・うるぎ」を体験するため。

 

トレーニングサポート

まず、身体のメンテナンスフォームチェック動きづくりの指導をしてもらう。

 

重いリュックを背負って走ってきたので、かなり動きが小さくなっているようだ。

ビデオでフォームチェックをしても、膝下ばかり使って走っている

なるほど膝を痛めても当然だ。

 

次に、動きづくりで、腰を使った動きを意識する。

すぐに変わるわけではないが、これを機会に少しでも怪我をしない走りへ改善していきたい。

 

その後、売木村の自然豊かなコースを走りに行く

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この日本縦断ランで硬いアスファルト路ばかり走ってきたので、今日はトレイルコースを希望。

不整地の登山道を走るコースだ。

地面が柔らかく、普段使わない筋肉を使って走るので、怪我防止に有効だ。

実際に走ってみると、アップダウンが激しい上に、標高は1200mで酸素濃度も低い
ゆっくり走っても良いトレーニングになる。

 

さらに、久しぶりにあの重たいリュックを背負わずに走る。

身体が軽い軽い

まさに羽が生えたようだ。

初期のドラゴンボールで例えると、亀仙人の甲羅修行みたいなものか。
(マニアックな例えで申し訳ない。)

 

そして何より、憧れの重見さんと走っている。

つい先日、24時間マラソンの世界選手権を走ったばかりであるにも関わらず、軽そうに走られている。

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流石だ。

とにかく楽しく走ることができて、リフレッシュできた。

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ランニングビジネスについて

トレーニングサポートを受けながら、ランニングビジネスについてのお話もした。

僕自身、ランニングを通じて仕事が出来たら、と思っているので重見さんの話はとても勉強になった。

 

ざっくり結論から言うと、ランニングを仕事にするのは簡単ではない

重見さんも、ただ走っているだけでそれが仕事になっているわけではない

 

結局は、相手のニーズがどこにあるか。

相手に喜んでもらわなければ、ランニングビジネスは成り立たない

 

お金が少しでも発生した時点で、趣味であるランニングもかなりシビアな世界になる。

趣味は趣味で終わらせてしまった方がラクなのかもしれない。

 

ただ、そこはさすがウルトラランナー。

かなり手広く、ストイックに活動されている。

その上、競技選手としてもトップレベルを維持し続けているのだから凄い。

 

それと同時に、好きなことだからそれだけ頑張れるのだろう、と思う。

僕も、まだまだトライする時間はある。

今はまだ手探り状態だが、これから試行錯誤を重ねて見えてくるものがあるはずだ。

 

重見さん、お忙しい中お付き合いくださり、ありがとうございました。

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小さな村に様々な人が集まる

もう一つ売木村で驚いたことは、実に様々な人が外から集まっているということだ。

鉄人・重見さんはもちろん、Iターン者山村留学者も多く、外国人作家陶芸家の方などもわざわざ遠くからこの地にやってくる。

あっという間にみな仲良くなり、愉快で少し不思議でもある交流が盛んに行われる。

 

これまで、旅先で

「走って日本縦断をしている」

と話すと、みな開いた口が塞がらないといった反応だったのだが、

 

ここ売木村では、

「あ、そうなんですね。」

程度。

 

魅力的な村だ。

ぜひまた遊びに来たい。

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今日はこの村にもう一泊して、明日、三重県・四日市市に戻る

 

[24日目・走歩行距離:8km]

 

日本縦断ラン #DAY 25 – 2015.4.26

旅の再開は、律儀に中断地点まで戻る。

休養日・移動日
長野県・売木村 → 三重県・四日市市

 

売木村でゆったり

今日は長野県・売木村から三重県・四日市市まで戻る。
日本縦断ランの再開だ。

 

四日市までは再び電車を使う。
走るコースがいきなり長野県からになると、逆にきまりが悪い。

 

そこで、泊まっているゲストハウス・ポレポレのオーナーさんのご厚意で、岐阜県・恵那市まで送ってもらえることに。

電車だと、恵那市から四日市市へ向かった方が断然早いし、交通費も安い。

 

ということで、お言葉に甘えさせていただいた。

 

出発は夕方。

午前中はブログ更新等をして過ごし、売木村のゆったり時間を満喫する。

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こちらは、ポレポレ特製の野菜カレー

地元の無農薬野菜を使ったヘルシーカレーだ。

とにかく野菜の旨みが良く出ている。

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スロヴェニア出身のヘルパーさんが窯で焼いてくれたピザ。

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そして、スロヴェニア風キャロットケーキ

 

どちらも美味。

山に囲まれた小さな村で、リアルな欧風料理が楽しめる。

売木村のこの独特な空気感に惹かれる。

 

再び、四日市

車で岐阜県・恵那市まで送ってもらい、そこから電車で三重県・四日市市へ。

 

到着すると、もう夜。

 

駅近くのネットカフェに入り、メッセージのやり取り等を済ませ、就寝。

明日から、再び日本縦断ランが始まる

 

[25日目・走歩行距離2km]

 

日本縦断ラン #DAY 26 – 2015.4.27

怪我なく、重い荷物を担いで走り続けるために

三重県・四日市市 → 愛知県・名古屋市

 

日本縦断ラン再開 

午前6時に四日市市を発つ。

 

売木村での休養のおかげで、膝は良い感じだ。

以前は1kmも走ると激痛で走行不能になっていたが、今日は10km走っても大丈夫のようだ。

 

久しぶりに1km7分を切るペースで走り、爽快感を得る。

 

僕の普段のランニングからしたら、1km7分は超スローペースだが、
今は走れるだけで嬉しい

膝が痛いときはもっと遅いペースでちょこちょこ走ったり歩いたりの繰り返しだったから。

 

痛み克服の糸口は

それにしても、この左膝の痛み。

根本的解決を図らなければならない

 

休養して一時的に痛みがひいても、また同じように走っていては、痛みがぶり返すだけだ。

 

まず、この膝の痛み、いや、その他の痛みの大きな原因は、あれだ。

10kg以上あるバックパックを背負いながら走っていることだ。

 

何度この荷物がなければ、と思ったことか。

とにかく、こいつと上手く付き合うことが、このラン旅を走る上でかなり重要になってくる。

 

そこで、鍵になるのはやはりランニングフォームだ。

 

10kgという重みから生じる衝撃をどこで受け止めるか。

最初に考えていたのは、大腿(太もも)大臀(おしり)

しかし、大腿、大臀を使っても膝には相当な負担が来る。

 

では、もっと上の部分で吸収すれば良いのではないか。

 

そう、上半身だ。

 

バックパックは背中で背負っている。

上半身で生じる衝撃は上半身で吸収してしまえば良いのではないか。

 

ということで、体幹に力を入れ、リュックの重みを上半身全体に分散させるように意識する。

 

おお、これは良い感じだ。

 

今まで下半身ばかり使って走っていたのだろう。

上半身を使って走ることで、だいぶ脚への負担が軽減される。

 

あとは、力まずに走るフォームを習得することだ。

痛みを庇う走りは、庇っている箇所とは別のところに過剰に力が入り、またそこを痛めてしまう可能性が高い。

 

力まず、ラクに走れるフォームが一番だ。

 

愛知県へ

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揖斐川・長良川を越えると、愛知県・弥富市に入る。

 

まさに、全日本大学駅伝のコースだ。

こちらは、彼らの走るペースとは比較にならないほど遅いが。

 

ただ、やはりこの雄大な川を眺めながら走るのは気持ち良い。

 

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ここで、久しぶりに登場。

ジョイフルを見つけた。

店舗のデザインが少し違っていた。

少し気になったが、お腹は減っていなかったのでスルー。

残念。

 

名古屋市

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さすがに膝の痛み完治とはいかず、後半はずっと歩いていたが、

無事に名古屋市に到着

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名古屋市街では、中尾さん晴香さんと会う。

 

中尾さんはカンボジアで起業活動中

晴香さんは、世界一周経験者で、今度二週目に行くそうだ

 

お二人とも信念をもって活動していて、尊敬する先輩方だ。

話していていると元気が出る。

 

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その後、啓太くんと会う。

就職活動中の彼も、自分の意志をもって楽しくやっているみたいだ。

友人の元気に頑張る姿もまた力になる。

 

みなさん、わざわざ予定を合わせて会ってくれてありがとうございます。

 

人のパワーというかエネルギーって本当に凄いと思う。

明日も頑張ろう。

 

[26日目・走歩行距離38km]

 

日本縦断ラン #DAY 27 – 2015.4.28

旅をして最も印象に残るのは、人との交流が深かったところ

愛知県・名古屋市 → 岐阜県・岐阜市

 

旅仲間と

午前中、名古屋市内でもう一人会う人がいる。

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旅仲間の園田滉樹くん。

路上で写真を売りながら、日本中いろんなところ旅している。

今度は、北海道から鹿児島まで歩き通すそうだ。

 

写真も撮ってもらった。

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真っ直ぐな性格の持ち主で、彼と話すと自分の考え方も矯正されるようだ。

 

There is no problem, but only solution.

(問題なんてない。解決策があるだけだ。)

 

お互い頑張ろう。

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名古屋発

名古屋でいろんな人に会い、たくさんのパワーをもらったところで、次は岐阜を通って、北陸を目指す

 

岐阜も富山もまだ行ったことがない。

どんな経験ができるのか楽しみだ。

 

まずは、名古屋から北上して岐阜へ向かう。

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道中にあった清州城

織田信長ゆかりの城だ。

 

戦国時代マニアの僕からしたら、ぜひ一目見ておきたい城だが、

本当にさりげなく建っていたので危うく見落とすところだった。

 

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トイレの男女マークも殿様・姫様仕様でなかなかしゃれている。

 

岐阜県へ

そして、そのまま北上していくと、再び木曽川にぶつかる。

ここを越えると、岐阜県・笠松町だ。

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いよいよ初の岐阜県

どんなところだろう

 

まず変わるのが、やはり交通文化。

車がよく道を譲ってくれる

歩行者に対しても、車同士でも。

これは、ランナーとしては嬉しい。

 

岐阜市での出会い

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ほどなくして、岐阜市に到着。

この周辺で宿を探す。

 

宿を探して岐阜市街のアーケードをウロウロしていると、若いお兄さんが声をかけてくれた。

その上、レッドブルまで。

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ヤバい。

岐阜、ええところだ

 

単純だ。

 

すると、その方の働いている飲食店のオーナーさんにも声をかけられる。

日本縦断ランについて一通り話した後、

「ウチの店に泊まっていきなよ」

ということに。

 

ヤバい。

やっぱり岐阜、ええところだ

 

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左がオーナーの聖訓(きよのり)さん

右が最初に声をかけてくれた仁太(にひろ)さん

 

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お店の名前は S(w)ing Singe (スウィング サンジュ)

細い小道に入ったところにあるお店で、地元の人でなければ分からないところにある。

なんだか一気に岐阜に入り込んだ感じがする。

 

絶品まかない料理をいただき、次から次へやってくる常連のお客さんたちと話をする。

聞けば、多くは地元の幼馴染や友達だそうだ。

店のスタッフともとても仲が良い。

 

そして、皆、強烈過ぎるくらいに面白い。

実のところ、ここでは書ききれないことがたくさんあるのだが。

 

結局、この日は翌朝5時まで、飲んで話して過ごす

当たり前だが、僕からしたら皆、初対面。

 

いやいや、こうした人の縁が本当にかけがえのない財産である。

 

いつも思うことだが、

旅をしていて最も印象に残る場所は、人との交流が深かったところである。

 

世界遺産や絶景スポットを見ても、確かに凄いとは思うが、

また来ようという気持ちになることは少ない。

 

ザ・観光地のようなところに行っても、

「ふーん、こんなもんか。」

「とりあえず行ったことはある。」

と、まさにスタンプラリーのような旅になってしまうことも多い。

 

だが、この岐阜での出会いのように、たくさん親切にしてもらったりすると、

それは間違いなく忘れられない経験となり、また会いに行こうという気持ちにもなる。

 

[27日目・走歩行距離35km]

 

日本縦断ラン #DAY 28 – 2015.4.29

出会いの連鎖で旅をする。

岐阜県・岐阜市 → 岐阜県・美濃市

 

急遽、登山

昨晩、朝まで飲み明かしてしまったため、この日の出発は11時。

あまり距離は進めなさそうだが、お隣の美濃までは行ってみよう。

 

岐阜市街から少し歩くと、岐阜城がある。

織田信長の居城だ。

ここはぜひ見ておきたい。

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しかしこの岐阜城、金華山という山のてっぺんにある。

そこそこ険しい登山道を登らなければならない。

 

まあ、これからはスケジュールにゆとりがある。

普段使わない筋肉に刺激を入れる意味でもいっちょ登ってみよう。

ということで、急遽、登山

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1時間ほどかけて、天守閣へ。

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見晴らしは良い。

岐阜市が一望でき、長良川沿いに連なる山脈も美しい。

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ちなみに、僕が戦国時代マニアになったきっかけの一つは、

小学校~中学校時代にどハマりしたゲーム、カプコンの『鬼武者』シリーズ。

 

『1』と『2』では、この岐阜城(旧稲葉山城)がゲームの舞台だ。

小さいころからゲームで馴染みのある舞台を訪ねることができて良かった。

 

美濃市

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岐阜城でけっこう時間を食ったこともあり、美濃市へ到着したのは夜。

 

実は、ここ美濃に、岐阜で聖訓さんが紹介してくれた人がいるので会いに行く。

 

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ユンさん

なんと全国高校サッカーで2位になったことがあるほどのアスリートだ。

美濃の生まれで、現在、焼き肉店を営んでいる。

これまた美味い。

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さらにこの後、知人が営む焼き肉店を紹介してくれて、再び焼き肉をいただく。

最近の食事がご馳走過ぎて恐縮だ。

でも、めちゃくちゃ美味い。

結局この日も、飲んで話して、深夜3時

 

美味しい食事に、素晴らしい人達との会話。

本当に忘れられない旅の経験だ。

 

出逢ってくれてありがとうございます。

またお礼をしに岐阜へ来ます。

 

[28日目・走歩行距離29km]

 

日本縦断ラン #DAY 29 – 2015.4.30

いざ内陸横断へ。日本の中心を通過。

岐阜県・美濃市 → 岐阜県・郡上八幡

 

美濃発

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美濃市は、和紙が有名だ。

この旅、美濃の和紙がユネスコ無形文化遺産に登録が決定したということで、地元では盛り上がっている。

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そして、この昔ながらの街並みも粋だ。

うだつのあがる街並みである。

 

小さい街でも、魅力的なものがたくさんある。

日本の全ての地域が、それぞれの魅力を認識してアピールしていけたら良いなと思う。

 

と、簡単に言うものの現実はそう上手くいかない。

観光資源そのものはあるはずだが、難しいのは「見せ方」なのかもしれない。

 

とか思いながら、美濃を発ち、今日の目的地・郡上八万へ向かって北上を続ける。

 

長良川

美濃から郡上八幡までは、156号線を上って、ずっと長良川沿いを行く

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まさに清流

 

間近で見ると、川の流れは激しい。

この辺りは温泉も多いようで、山と水に恵まれた地域のようだ。

 

道はどんどん山奥へ入っていき、交通量が減ってきた。

自然豊かな景色を楽しみながら走る。

山間部に入るにつれ、アップダウンが激しくなるが、あまり先は急がずマイペースに走る。

 

今日も30kmくらい進めれば良いだろう。

 

日本のまん真ん中

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美並町は、日本の真ん中に位置している。

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とうとう、ここまで来たか。

出発点の九州はもう、かなり遠ざかってしまった。

 

気候も温暖になっていき、季節が変わろうとしている。

まもなく、福岡を出発してから1か月が経つ。

 

この道を選んでどうなるかはまだ分からないが、今のところ楽しくやれている。

 

藤が綺麗だ。

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野生の動物たち

美並を抜けてひたすら北上して走っていると、

野生のニホンザルが現れた。

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野生のサルは初めて見たが、結構デカい

近づいても逃げる様子は全くなく、悠々とした態度を見せている。

 

最近、人間がサルに襲われる被害が増えているそうだ

 

そして、今目の前にいるサルは無表情でこちらを見続ける。

少しばかり悪い予感がしたが、とにかく敵意を見せないようにしよう。

 

ニコッと微笑みかけてみる。

 

サルは相変わらずこちらをガン見。

警戒している様子だが、逃げる様子もない。

 

先へ進むには、フェンス上にいるサルの真下を通っていかなければいけない。

仕方ない。僕は平静を装ってしれっと通り過ぎる。

ずっとサルの視線を感じる。

 

その後、振り返るとサルはまだこちらをガン見していた。

そして、けたたましく鳴き始めた。

「よそ者が軽々しくこんな場所歩いてんじゃねーぞ。」

とでも言っているのだろうか。

 

ともかく、何事もなかったので良かった。

 

しばらくすると、野生のイノシシにも遭遇。

すぐに逃げて行ったが、結構近かった。

 

スリリングな動物園のようだ。

 

郡上八幡

道中、地元の小さいお店で脚を止める。

この辺はコンビニもほとんどなく、休憩できる場所が少ない。

 

店主のあばあちゃんが親切にしてくれて、しばし休憩させてもらうことに。

家族の話や地元ならではの話を話してくれた。

 

ネットで情報が簡単に得られる時代だからこそ、こうした生の情報や歴史話というのは価値があるように思う。

 

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そして、今日も目的地・郡上八幡に到着したのは夜。

 

なんとここにも、美濃で知り合った焼き肉店のオーナー・あきさんが紹介してくれた人がいる。

岐阜に来てから、まるでバトンリレーのように出会いが繋がる

 

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中地さん

とても気さくな方で、話していて笑いが絶えない。

急な話にも関わらず、得体の知れない自分と会ってくれた。

 

温泉に行き、夕食をご一緒する。

別れ際に

「会えてよかった。元気をもらえた。」

なんて言ってもらった。

 

ただのお世辞かもしれないが、こういう言葉はこの上なく嬉しい。

まだ、自分のやっていることが誰々のためになっているなんて断言するのはおこがましいが、自分も応援されるだけではなく、受けたものを還元できるような人間になりたい

 

ありがとうございました。

 

[29日目・走歩行距離29km]

 

日本縦断ラン #DAY 30 – 2015.5.1

飛騨山脈の峠越え

岐阜県・郡上八幡 → 岐阜県・荘川

 

郡上八幡発

昨日は、郡上八幡駅で野宿をした

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駅はこんな感じで、屋根もあり、ベンチも多い

僕からしたら立派なホテルだ。

 

早朝5時半に出発し、白川郷を目指して、引き続き長良川に沿って走る。

しかし、白川郷までは80km。一日で行くには遠いので、途中どこかで泊まることになるだろう。

 

飛騨山地の中で何もなさそうなのが心配だが、まあ何とかなるだろう。

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道中は、ドライブをしている人やツーリング中のバイク乗りが多い。

皆、先を急いでいるわけではなさそうで、走るスピードはゆっくりだ。

ランナーにも優しい。

 

峠ラン

飛騨山地が近づいてくると、さすがに峠が多くなる

急なアップダウンではないが、徐々に登っていく感じだ。

 

走るスピードは上がらないが、

開けたところに出ると、山並みを見下ろし、雄大な景色を楽しめる。

ここにはまだ桜が咲いている。

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ほどなくして、道の駅・大日岳に到着。

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日本で一番小さな道の駅らしい。

 

ここで、昼休憩。

高山ラーメンをいただく。

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あっさり醤油味で、疲れた体に沁みた。

 

156号線は山地が続くので、コンビニが少なく、頼りになるのは道の駅だ。

道の駅までの距離は標識にも書かれているので、それを目標にずっと走る。

 

ちなみに、岐阜県は道の駅の数が全国で2番目に多いそうだ。

 

ひるがの高原

道の駅・大日岳からさらに156号線を上っていくと、

長良川最上流の夫婦滝がある。

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長良川は、だいぶ長い間、そばで走ってきたがここでお別れだ。

 

夫婦滝を通過し、さらに登っていくと、ひるがの高原に到着する。

キャンプ場で有名らしく、旅館も多い。

 

標高は1000mくらいだろうか。

まだ雪が溶けずに残っている

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この先は、またしばらく店などがないそうだ。

 

今日はここで休もう。

 

素泊まりできる民宿を探して泊まる。

高地での野宿は、夜にどれだけ冷えるか予想がつかない。

 

[30日目・走歩行距離43km]